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高さ : 2.10 cm
横幅 : 15.60 cm
奥行 : 22.00 cm
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児童虐待への社会的関心が非常に高まっている中で、どのような対応策が求められているのだろうか。児童相談所が保管する虐待相談記録をもとに、さまざまな領域の研究者が分析して、現場との橋渡しをおこなう。そのうえで、多職種連携のあり方や制度的基盤の改善策を提示する。 【主要目次】 はしがき(遠藤久夫) 序章 児童虐待をめぐる動向と今日的課題(野田正人・藤間公太) 1 児童虐待への社会的関心の高まり 2 児童虐待対応をめぐる論点 3 学術的課題と本書の位置づけ 4 各章紹介 第I部 児童保護所における親子分離の実態 第1章 児童相談所に求められる親子分離の機能と手続き(野田正人) 1 親子分離をめぐる潮流 2 児童相談所の親子分離機能 3 施設措置や里親委託など 4 28条審判の申立て 5 親権の喪失や停止について 6 一時保護の意味 7 一時保護の運用 8 不服申立て制度 9 おわりに 第2章 一時保護後の親子分離を規定する要因――数量化した虐待相談記録とヒアリングデータを用いた考察(藤間公太・余田翔平) 1 問題の所在 2 先行研究 3 データと方法 4 ロジットモデルの結果とその解釈 5 児童相談所職員による解釈 6 結論 第3章 性的虐待ケースにおける親子分離の発生条件――csQCAによる検討(藤間公太・余田翔平) 1 問題の所在 2 先行研究 3 分析方法 4 分析結果 5 考察と結論 第4章 児童相談所の家庭復帰の可否はいかにして判断されるのか――?手探りの安全と保護者との対立(山口季音) 1 はじめに 2 児童相談所の保護者との関係と保護者理解 3 データとなる相談記録 4 児童相談所にとっての「安全」 5 職員と保護者の間にある「ズレ」――安全な日常をめぐる保護者の方略 6 おわりに 第5章 子どもの家庭からの切り離しへの抵抗とその無効化――社会問題のワークとしての児童相談業務 (松木洋人) 1 はじめに 2 社会問題のワークとしての児童相談業務 3 子どもの家庭からの切り離しと親としての資格の問題化 4 親によるクライアント・ワークと虐待の宙づり・格下げ 5 おわりに 第II部 関係機関との連携 第6章 幼稚園・保育所等との連携の様相――「見守り」における困難と課題(坪井瞳) 1 はじめに 2 児童相談所ケース記録にみる幼稚園・保育所等と児童相談所とのかかわりの様相 3 児童相談所と幼稚園・保育所等との連携・協働における困難――「見守り」というマジックワード 4 おわりに――機関同士のよりよい連携・協働に向けて 第7章 虐待相談記録にみる児童相談所と学校との連携(西本佳代) 1 はじめに 2 学校と虐待防止 3 分析の方法 4 虐待相談記録データの分析 5 おわりに 第8章 ケース記録における経済状況の記載の詳細化について――児童相談所と市町村の連携の視点から(泉田信行) 1 はじめに 2 分析方法とデータ 3 結果 4 考察・結論 第9章 施設職員の視点からみた連携の課題(原田旬哉) 1 社会状況の変化にともなう児童相談所の役割と、関係機関との連携の重要性 2 連携のための「感度」の重要性 3 事例から考える 4 「感度」の機能が妨げられる背景 5 今後に向けた提案 終章 今後の児童虐待対応に向けて(藤間公太) 1 親子分離をめぐる現場のジレンマと連携をめぐる困難 2 政策的課題 3 学術的課題