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高さ : 1.80 cm
横幅 : 14.80 cm
奥行 : 20.80 cm
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こどものこころのアセスメント 臨床現場に生かすクライン派精神分析 学校現場に生かす精神分析 学校現場に生かす精神分析【実践編】 自閉症スペクトラムの臨床 トラウマを理解する 内容 発達障害児,被虐待児,摂食障害児,乳幼児,それを取り巻く家族,思春期の家族,その精神分析的心理療法,自殺が主なテーマとなっている。生き生きとした臨床の息吹きを感じさせる諸論文で構成され,どこの章から読んでもかまわない。 本書はクライン派の精神分析に基づいているが,難しい理論から出発するよりも臨床現場から出発し,そこで役立つ理論を提示しようと試みる。ビオンの理論や着想が水や空気のように染み渡っている。ビオンの理論を日常感覚の中で把握できる稀有な本。 「理解できない」子どもの問題について,本書では精神分析の観点と概念を導入して理解を試みる。問題を「いま,ここで」の関係性から生じた現象として見つめ,ごく日常な言葉で表現された精神分析の概念を使い理解していく。学校で子どもに関わる全ての人に役立つ。 精神分析の応用として,学習理論,精神発達や集団心性の理論,学校が直面する今日的な問題などの考察が網羅されている。その意味で本書は,精神分析的な「教育心理学のテキスト」としての意義をもっていると思う。 本書の執筆者たちは、自閉症スペクトラムを持つ子どもや大人の経験世界に深い関心を寄せ、それを我が事のように理解しようとしている。本書が、自閉症スペクトラムを持つ子どもや大人と心を通わせていこうと試みる臨床家が増えていく一助となることを願う。 トラウマ体験は被害者の内的世界を根底から変化させ,内なる破壊性と外からもたらされた出来事の混乱をもたらす。本書の魅力は,精神分析に基づいた心的外傷の理論と実践がバランスよく,臨床例を通して生き生きと描き出されている点にある。 特別なニーズを持つ子どもを理解する 子どもを理解する〈0~1歳〉 子どもを理解する〈2~3歳〉 子どもが育つということ 関係性の発達臨床 もういちど自閉症の世界に出会う 内容 閉症や身体的障がいや知的障がいなど,障がいを持つ子を育てる親が出会う情緒的問題を,事例を用いて生き生きと描き出しつつ,困難な状況の中でうちひしがれてしまいがちな親の自信の回復を助けるとともに,心理的ケアに関わる専門家にも役立つであろう。 本書は,ふつうの育児書の類と違って,「こういう場合こうしたらよい」といったアドバイスはあまりありません。むしろ読者である親御さんが,それぞれのお子さんをよりよく理解していき,そしてお子さんが親御さんをよりよくわかっていくことを手助けすることを目指しています。 この時期の子どもの複雑な心の様子が,さまざまな場面の事例を通して,生き生きと描き出されている。また,その子どもに関わる大人の心のあり方を通して,子どもの心が理解されていく。子どもについての一般論とは違い,実際に子どもに関わり理解しようとするときに大きく役立つであろう。 自閉症児への支援には,どのような発達の視点が必要か。虐待などの不適切な養育環境で育った子どもは,どのように育ち直していくのか。本書では,著者が40年以上にわたって発達臨床の現場で出会ってきた子どもたちや,彼らにかかわるおとなたちの様々な姿を通して,子どもの育ちをめぐる問題について考察している。 本書は、季刊誌『発達』に掲載された、発達障害をもつ子どもや、ネグレクト状況で育った子どもの8本の事例報告を取りあげ、子どもから主体的に発せられる“〈問い〉の育ち”という観点から新たに考察を加え、関係性を重視した発達臨床的アプローチの理解の枠組みと支援のあり方を検討したものである。 自閉症を,脳の障害などに結びつけて簡単に「わかった」と言わず,安易に「わからない」とも言わず,関わりの中で「わかろうとする」ことを試みる。その上で,当事者と支援者の長年の生々しい関わりを描いた事例をとおして,関係性にもとづく支援のあり方を考える。 いずれの論考も最終的には一般論ではなく,個別のクライエントの理解につながる,待望の初の著作集。 自己理解と発達を考究し続ける著者初の単著 目次抜粋 第1章「自我機能」と「現象的自己」との関係における統合作用について 第3章 自我とパーソナリティ理解 第5章 臨床心理学と発達理論 第9章 ジェンダー・アイデンティティの初期形成と「再接近期危機」性差 第12章 臨床心理学にとってのアタッチメント研究 第14章 青年期後期と若い成人期─女性を中心に─ 第19章 初回」時面接の意義と難しさ 第22章 心理療法における「情緒」と「言語化」 臨床から心を学び探究する 齋藤久美子著作集 著者の初めての単著である。これまで多くの論文やエッセイを様々な学術誌や本の分担執筆として著しながら,齋藤の単著は周囲からすると不思議にないままであり,その見解をまとまった形で知る機会はなかった。本書の刊行は,日本の臨床心理学,精神分析学,さらには発達心理学や社会心理学,精神医学を含め,心を探究する多くの領域において意味あることである。各分野の研究者や実践家の中で,本書のような齋藤の著書刊行を待ちわびた方は少なくないだろう。全体を通していえることは,いずれの論考も最終的には一般論ではなく,個別のクライエントの理解につながるような,正負両面を視野に含んだ濃厚な心の探究ということである。臨床に携わる者としては,深い森を導かれる中で様々な発見をするかのように,各々が出会っているクライエントや治療関係の理解につながる視点を,齋藤の文章のそこかしこに見いだすことになるのではないだろうか。 第?~?部は独立しているが,読んでいただくとおわかりのようにテーマ横断的なところがあり,部の異なる章が相互に関連することも多々見られる。それゆえ,重層的で明細化された探究の道に,読み手は誘われていくのであるが,第?部のテーマにもなっているまさに齋藤自身の「統合機能」ゆえに,読み手にも心理学の素養や心への多面的な関心が求められるのも確かである。書物とは,読み手と書き手がある種の格闘をする必要があり,それによって本を読むことが創造的な体験になると考えられるが,本書はまさに読み手に質の高い格闘を求めるといえるだろう。各部に概説を設け,各章に紹介を付したのは,読み手の道標になることを期待し,格闘への動機づけになればとの思いからである。そうした役割が果たせていることを,編集のまとめ役として心から願うところである。