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高さ : 3.20 cm
横幅 : 15.00 cm
奥行 : 21.00 cm
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好評関連書 摂食障害の不安に向き合う 対人関係療法によるアプローチ 摂食障害の治療の実際を,特に「不安」に注目して,その不安に対処し治療効果につなげる臨床的な創意工夫を詳述する。種々のアプローチはすべて「安心の提供」と目的としたものであるという位置づけをはっきりさせることで,治療を整理し効率的にするとともに,治療者にとっての確かな指針を提供する。 トラウマの現実に向き合う ジャッジメントを手放すということ 「治療者は病気の専門家ではあるが,人間の専門家ではない」という前提のもと,トラウマ治療に向き合う治療者の姿勢について,著者自らの豊富な臨床経験をもとに考える。トラウマを持つ人の役に真に立ちたいと思っている,また,自らの燃え尽きや苛立ちを感じつつあるすべての治療者・援助者に向けて必携の書。 思春期の意味に向き合う 成長を支える治療や支援のために 治療の場だけでなく,さまざまな領域で思春期患者と接する場合でも,その基本姿勢は,「思春期という役割の変化」の意味をふまえたものであってほしい。思春期の意味をふまえた適切な介入は目覚ましい効果をもたらすからだ。親への対応にも配慮し,思春期を支える際の基本姿勢をわかりやすく示す。 エビデンスに基づく精神療法として国際的に知られる正式マニュアル 本書は,“Comprehensive Guide to Interpersonal Psychotherapy”の全訳である。2000年に米国で出版された原書は,現在,最も正式な対人関係療法(IPT)のマニュアルであり,1984年に出版されたオリジナル・マニュアル(邦訳は1997年に岩崎学術出版社から出版された『うつ病の対人関係療法』)を改訂したものである。対人関係療法(IPT)は,現在では,エビデンスに基づく精神療法として認知行動療法(CBT)と双璧をなす治療法として国際的に知られており,米国精神医学会のうつ病治療ガイドラインなどにおいても有効な治療法として位置づけられているものである。その後,うつ病以外にもさまざまな障害やさまざまな患者層に向けて修正され,効果が検証されてきた。1960年代末から開発されたが,効果検証のための臨床研究を優先させたため,一般臨床に普及するようになったのは1990年代に入ってから,という特異な歴史を持っている。1984年版のオリジナル・マニュアル『うつ病の対人関係療法』は,Klermanが筆頭著者となって書かれたものであるが,彼は1992年に逝去した。現在ほどIPTが全世界に普及するとKlermanは思っていなかっただろう,とIPTの共同創始者でありKlermanの妻でもあるWeissmanは述べている。それほどに,IPTは,彼が亡くなってからも発展を続けている。それが,マニュアルの改訂が必要となった大きな理由である。