サイズ
高さ : 1.60 cm
横幅 : 15.00 cm
奥行 : 21.00 cm
重量 : 460.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
この国にはたくさんの “ヌシ"がいる。 偉大にして雄々しく、並はずれていて、どこか空恐ろしい―― そんな、見る者の魂を震わせてやまない全国の御神木69柱を探査 “カミ"と崇められる木の秘密を解き明かすはじめての本! 「神仏探偵」と称し、いまだ見たことのない仏像を日本中に探し求め、その謎に迫った『ミステリーな仏像』(駒草出版刊)の著者が、今度は「神木探偵」となって、全国津々浦々の「すごい」御神木を探査しました。 何百年、何千年もの間、朽ちることもなく今も生き続ける「究極の生命」。それは人間によって崇められ、祀られてきた証でもあります。なぜその木は「御神木」となったのか、なぜわれわれはそれに心奪われるのか――日本人の内なる霊性をあぶりだす斬新なノンフィクションです。類書なし! 【まえがきより】神社という場に惹かれ、仏像のもつ何物かを探究していく旅の途中で、私の前に浮かび上がったのは、木そのものだった。神仏探偵と自称し、カミやホトケの謎や不思議を闇雲に探索していくなか、ついに“ヌシ"と対峙することになった、どうやらそういうことのようだ。 それが「神木」であるため、植物としての生態に迫るというよりは、その木がいかに崇め祀られたか、神木およびその場がどんな意味をもつのか、そんな内容になるのはご容赦いただきたい。 私がそこで目の当たりにしてきたのは、究極の生命であり、もっともらしくいえば、われわれの内なる霊性を揺さぶる存在としての樹木である。できれば本書を手にした方も、これらの「すごい」木と出逢い、しばし呆然とし、魂が抜けるような感覚を味わっていただきたい。 それはきっと、鮮烈でありながらもどこか懐かしい、かけがえのない体験となるだろう。