サイズ
高さ : 2.60 cm
横幅 : 14.80 cm
奥行 : 21.00 cm
重量 : 440.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
心理援助に関する本はこれまで数多く出版されていますが,そのほとんどは援助のための技法や理論,あるいは具体的な手続きを扱ったものです。本書はそうした本とは一線を画したもので,焦点は援助職(を目指す人)自身にあります。援助専門職になるための教育訓練課程で生じる問題,あるいは他者を援助する際,援助者自身が自らの課題として取り組まねばならない人間的側面がテーマとなっているのです。 まず最初は,援助職を目指す自分の動機を調べてみることから始まります。そして,自分自身の特性を知ること,それにより効果的な援助がいかに可能となるかについてなど,自己理解を深める道筋とその必要性が示されています。さらに現場実習やスーパービジョンの活用法など,教育訓練過程のさまざまな場面に積極的に取り組み,それを生かすためのコツが具体的に書かれているのも本書の特徴です。援助過程の各段階を概観し,それぞれにおける課題を遂行するために必要な技能と知識を紹介しつつ,援助過程はどのように進んでいくのかもわかりやすく解説しています。 また,臨床の場に出れば,守秘義務やインフォームド・コンセント,クライエントの自律性の尊重といった倫理的な問題に,誰もが必ず直面することになります。本書では豊富な事例を示し,それをともに考えていくことで,こうした複雑で難しい問題に対する意識と,それに対処し判断するための感性を高めていきます。さらに,援助者のもつ価値観や信念が援助過程に与える影響の分析も重要なテーマとして取り上げています。 本書は臨床心理士,カウンセラー,PSWなどの心理援助職を目指す学生や,実際に活動を始めたばかりの初心の専門職のための,今すぐ役立つ実践テキストブックです。