サイズ
高さ : 2.20 cm
横幅 : 13.00 cm
奥行 : 18.90 cm
重量 : 290.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
昭和の末期、大流行したビックリマンチョコのおまけシール。その渦中にあった6歳と3歳の息子とその仲間たちの克明な日誌的観察記録をもとに、子ども文化、子ども経済、仲間関係の発達を社会歴史的な文脈の中で丁寧に描き出した稀有なフィールド研究。目次序 章 ビックリマンシールに先立つ子ども文化 1 子ども文化としてのメンコ 2 高度資本主義社会の「子ども文化 ■第一部 ビックリマンシールへの欲望に火がつき燃え上がる 第一章 欲望がくすぶり始め火がつく 1 お菓子のおまけのシールを集める 2 シールの収集と交換が意味すること 3 「シール交換」という交渉術 4 ビックリマンシールへの欲望が芽生える 第二章 欲望の火が燃え広がる 1 テレビ放送や小学生などエクソシステムからの誘惑 2 ビックリマンシールが生み出す新たな関係世界 ■第二部 ビックリマンシールへの欲望が薄れていく 第三章 ビックリマンシールの流行の飽和 1 年が明けてもブームに陰りの徴候なし 2 ビックリマンシールの流行の飽和 第四章 ビックリマンブーム消滅への長い道のり 1 Uの小学1年生前半(1988.4~1988.8) 2 Uの小学1年生後半(1988.9~1989.3) 3 Uの小学2年生(1989.4~1990.3) 終 章 歴史的状況に埋め込まれた子どもたちの発達 1 子ども文化としてのビックリマンシール 2 子どもたちの経済学(贈与と交換) 3 社会歴史的な文脈における発達 4 おわりに