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すべてを貪欲に呑み込む貨幣に私たちはどう対抗すべきなのか。芦生や美山町の人びとの生き方は、この問いに対する答えを私たちに示してくれている。本書はその答えを探る営為の中間報告である。 まえがき 序 章 山村と近代、山村とポストモダン(田中 滋) 補論 美山町の概要(湯川宗紀・柴田和子・寺田憲弘) 第I部 「都市の収奪」に抗して ――;山村と近代との出会い―― 第1章 「異質なるもの」との出会いと受容 ――;芦生・なめこ生産組合から美山町・グリーンツーリズムへ――(田中 滋) 第2章 心情ある専門人たちの憂鬱 ――;美山町職員達の目から見た町おこし――(湯川宗紀) 第3章 茅葺きの民俗の変化と「観光」(寺田憲弘) 第4章 Iターン移住とその仲介者たち ――;美山町における観光村おこしの出発点――(柴田和子) 第5章 村おこしとエイジズムの克服 ――;過疎地域における「老い」の意味―― (西田厚子) 第6章 山村の内発的発展を支えるリーダーたち ――;リーダーシップ論の革新のために―― (田中 滋) 第II部 「都市の憧れ」と山村の戸惑い ――;山村とポストモダンとの出会い―― 第7章 新たな観光とIターン者 ――;美山町における町おこしを例として―― (寺田憲弘) 第8章 「原生林」の誕生 ――「;自然」の社会的定義をめぐって――(井戸 聡) 第9章 「ふるさと」のまなざし ――;美山町Iターン者と観光開発を事例に―― (中井治郎) 第10章 「日本の原風景」と文化ナショナリズム ――;故郷を消費する都市、故郷を創造する農山村―― (湯川宗紀) 第III部 「都市の論理」と記憶の中の美山町 第11章 平成の大合併 ――;美山町から南丹市へ―― (湯川宗紀) 第12章 巧みな語りと記憶の力 ――;高齢者たちの日常世界を読み解く―― (西田厚子)