国家とは何か?政治理論序説

(中古品)国家とは何か?政治理論序説
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【商品説明】
 
サイズ
高さ : 2.20 cm
横幅 : 15.20 cm
奥行 : 21.20 cm
重量 : 500.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
アリストテレスは、人間は国家の外にあっては、神か動物とならねばならず、法と正義から切離されては、動物のなかの最悪のものですらあると言う。この書は、人間の政治的運命にとって最も基本的な国家の観念について、新しいパースペクティヴを開く独創的試みである。著者は、国家に対するアプローチの三つの視角――実力・権力・権威――を厳密に区別する。それにより、ギリシアから現代にいたる学者・法律家・哲学者の国家の観念に鋭い分析の刃があてられるのである。国家とは、政治的現実主義者の信ずるような単なる〈実力〉の組織ではない。〈権力〉の合法的な保持者にとって、それは本質的に一個の法的構成体である。しかし、法理論家も、合法性をこえて正当化された〈権威〉としての国家について、十分な説明を与えることはできない。しかも国家はまさにこれあるが故に、市民意識であれ、愛国心であれ、人間の政治的義務感に支えられて存立することができたのである。したがって問題はこうである。実力を法に、恐怖を尊敬に、強制を同意に――必然を自由に、と変形させうるのは、いったい何であるか。本書は、この実力が権威になるまでの神秘的な過程に、初めて国家の本質を考究した名著である。