サイズ
高さ : 2.80 cm
横幅 : 13.60 cm
奥行 : 19.00 cm
重量 : 280.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
国民皆兵制というユートピア?! 解放された社会に関する左翼のスタンダードな観念をジェイムソンが根底的に問い直す、問題の話題作。あらゆる種類の左翼の現実政治が事実上消滅した現在、解放思想にユートピア論が持つ意味を問いかける。 国民皆兵制を提唱するジェイムソンの長篇論考「アメリカのユートピア」を受けて、柄谷行人著「日本のユートピア」、ジジェク著「想像力の種子」ほか九つの寄稿がジェイムソンの問題提起に応答。ジェイムソンの「アメリカのユートピア」をさまざまに批判しつつも左翼的プロジェクトの根底的再考の必要性においては一致する諸論考と「アメリカのユートピア」のあいだから浮かび上がる、現代左翼理論の可能なる課題。 スラヴォイ・ジジェク――「多くの左翼が、この本で出会うものにぞっとするだろう――有名な映画のタイトルを引くなら、流血があるだろう[ゼア・ウィル・ビー・ブラッド]。だが、左翼にもう一度チャンスを与えるためにはそのような(イデオロギー的)血を流さねばならないとしたら?」 フレドリック・ジェイムソン――「私が提案するのが政治的プログラムなのかユートピア的ヴィジョンなのかははっきりさせられない。私の考えではいずれももはや不可能なはずなのだ。」