「もしもあの時」の社会学 (筑摩選書)

(中古品)「もしもあの時」の社会学 (筑摩選書)
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【商品説明】
 
サイズ
高さ : 1.80 cm
横幅 : 13.00 cm
奥行 : 19.00 cm
重量 : 300.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
● 「歴史のif」が「未来」をひらく! ? 「もしもあの時、~だったなら」というifの思考――。 それは、ある時代を生きた人々の実現しなかった願望、頓挫した計画など、 「ありえたかもしれない未来」の把握を可能にする。 歴史に埋もれた「敗者」を救い出し、「未来」への視角をひらく「歴史のif」。 SFのP.K.ディック、歴史学のファーガソン、哲学のベンヤミン、社会学のウェーバーや大澤真幸らの 思考を取り上げ、「歴史のif」の可能性を探究した意欲作! 〔目 次〕 序 章 歴史にifは禁物と言われるけれど 1 素晴らしき哉、人生! 2 時は分かれて果てもなく 3 昔ポストモダン、今ポストトゥルース 第一章 時間線を遡って 1 歴史改変SFの歴史 2 学問としての「歴史のif」 3 六〇/七〇/八〇 第二章 一九九〇年代日本の架空戦記ブーム 1 大逆転! 太平洋戦争史 2 荒巻義雄のシミュレーション小説 3 ガラパゴス化する日本の「歴史のif」 第三章 ファーガソンの「仮想歴史」 1 ヴァーチャル・リアリティ時代の歴史学 2 反実仮想はシミュレーション 3 操作された歴史? 第四章 「歴史のなかの未来」学派 1 マックス・ウェーバーと市井三郎 2 フィリップ・テトロックと二つのパラダイム 3 リチャード・ルボウと偶然の科学 終 章 もっともっと多くのものが 1 未来小説の「タイム・ディファレンス」 2 「未来の他者」という視点 〔著者紹介〕 赤上 裕幸(あかがみ・ひろゆき) 1982年生まれ。京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、防衛大学校人文社会科学群公共政策学科准教授。メディア史、社会学を専攻。著書に『ポスト活字の考古学――「活映」のメディア史1911-1958』(柏書房)、『歴史のゆらぎと再編(岩波講座 現代 第5巻)』(共著、岩波書店)、『近代日本のメディア議員――〈政治のメディア化〉の歴史社会学』(共著、創元社)などがある。