サイズ
高さ : 1.70 cm
横幅 : 13.10 cm
奥行 : 18.70 cm
重量 : 180.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
戸惑ったりイライラしたりの毎日、そんな心を支えてくれるのが「禅」の考え方です。禅というと、坐禅を組むことが思い浮かびますが、禅では、生活そのものが修行なのです。禅には「行住坐臥」という言葉があります。歩く、立ち止まる、座る、横になる。そんな日常の立ち居振る舞いすべてが修行なのです。この本では、生活の中に禅的なものを取り入れる21の行動(形)を、禅僧でる枡野俊明さんが自ら手本を示しながら教えます。まずは呼吸する、立つ、座るといった「形」を整えることから。そして、食事や生活習慣などの行動、コミュニケーションについて。内面(心)を整えるためには、まず形(行動)から入るのです。行動から入れば、心はあとからついてきます。「三業を整える」という言葉もあります。三業とは、身業(体)、口業(言葉)、そして意業(心)のことです。この3つは分離することができないもので、体・言葉・心の順で整ってくるとされています。いきなり「心をととのえなさい」と言われても、どうすればいいかわかりません。けれど「深く呼吸をしなさい」「食器は両手で持ちなさい」と言われたら、できるような気なします。所作、つまり立ち居振る舞いを変えることが、もっともやりやすいことなのです。大切なのは、頭で考えたり悩んだりする前に「行動する」こと。この本を読み終える頃には、禅的生活がきっと身についているはずです。困ったり、怒りがふつふつと湧いてきたら、丹田を意識して、まずは息を吐くこと。それも立派な「禅的生活」です。