サイズ
高さ : 2.40 cm
横幅 : 15.60 cm
奥行 : 21.70 cm
重量 : 440.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
アドルノ生涯の課題でもあった、モダニズム芸術を批判的に擁護するための論考を 中心に、映画論や自伝的エッセイも収録する。遺稿となった『美学理論』を、具体的 な芸術実践のありさまから補完する1960年代の論集であり、「規範」「伝統」「文化 産業」「芸術社会学」「マネージメント」「機能主義」「バロック」「芸術ジャンルの境界」 といった特定の主題に焦点を当てながら、音楽や美術から建築や映画まで、多角的 に論じる。 さらに、幼年時代の回想やスケッチ風の旅行記からは、他の著作には表れない哲学 者のプライヴェートな側面も窺える。アドルノ晩年の思考のエッセンスであるとともに、 アドルノ自身によるアドルノ入門の書ともいえよう。