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高さ : 2.80 cm
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奥行 : 21.00 cm
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拡張ベルクソン主義宣言! 第三弾、完結編 ベルクソンから人工知能の未来を展望する 時代にあまりに先駆けて世に出たがゆえに難解書とされてきた『物質と記憶』を、隣接諸領域の最新成果と接続しつつ現代的に読み解く野心的シリーズ最終巻。シリーズ完結を機に、品切中の第一弾『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する』を増刷。 目 次 序 論……平井靖史 第1部 持続と生 『物質と記憶』における生……フレデリック・ヴォルムス(天野恵美理訳) ベルクソンの実証的形而上学をめぐって……安孫子信 ベルクソンにおける現働的なものと潜在的なもの……ポール=アントワーヌ・ミケル(天野恵美理訳) 現象学をベルクソン化する……村上靖彦 《コラム》経験の拡張……増田靖彦 第2部 意識と過去 脳型ロボット研究に基づく意識及び自由意志の統合的な理解……谷 淳(石渡崇文訳) ベルクソン・モデルの人工知能への取り込み……三宅陽一郎・平井靖史 鼎談 ベルクソンと人工知能の未来……谷淳・三宅陽一郎・平井靖史 《コラム》拡張ベルクソン主義とエンジニアリング――持続の工学的再構成は可能か?……三宅岳史 無時間的汎心論……バリー・デイントン(木山裕登訳) 時間は何を保存するか――ベルクソンにおける出来事個体の数的同一性の創設とイメージの問題……平井靖史 《コラム》持続一元論および時間の線イメージ――平井靖史氏とバリー・デイントン氏へのコメント……伊佐敷隆弘 第3部 緊張と拡張 溺死する心――心理学にとってのベルクソンの継続的な妥当性について……スティーヴン・D・ブラウン(山内翔太訳) 純粋記憶の「自覚」――西田幾多郎の絶対無の哲学からの(過剰)解釈……杉村靖彦 《コラム》記憶における「開いたもの」と「閉じたもの」……伊東俊彦 『物質と記憶』から『想像と発明』へ――ジルベール・シモンドンとイマージュのもう一つの理論……アンヌ・ルフェーヴル(米田翼・山根秀介訳) extensionと縮約――『物質と記憶』第四章におけるベルクソンの直観を再考する……平光哲朗 関係と偶然――『物質と記憶』をめぐる「持続」解釈の試み……永野拓也 《コラム》物質は自由か――『物質と記憶』によって広げられる問いとその射程……谷口薫 人名索引・事項索引