サイズ
高さ : 1.80 cm
横幅 : 13.60 cm
奥行 : 19.00 cm
重量 : 400.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
各地でランニング熱が盛んだ。皇居一周、市民マラソン等、話題には事欠かない。ひとはなぜ走るのだろう、何がひとを駆り立てるのか。ベストセラーとなった前著『哲学者とオオカミ』では、子ども時代から走ることが大好きだった著者はオオカミと起居を共にし、オオカミとの交流を通じて人間にとっての生と死、幸福の意味を考えてきた。本書はその続編ともいうべき快著だ。本書は、著者がマイアミマラソンのスタートラインに立つところから始まり、ゴールに達するところで終わる。が、マラソンがテーマなのではなく、ランニング体験を軸としてそこに湧き上がる様々な思考が紹介される。そして走ることの本来の意義、何かのために走るのではなく走ること自体が内在的に持つ価値、ひいては生きることを巡る思索が、プラトンやサルトル、村上春樹等を引用しながら、様々な思い出と共にユーモアを込めて綴られる。「本書は生きることを肯定する卓越したスポーツ書だ。走ることのエッセンスを完璧に捉えている」(R・ハービー)、「思考を確実に刺激してくれる楽しい夢想」(P・ニール)。走りのハートビートがささやく、忘れていたかつてのあなたが蘇る。ランニングファン待望の一冊! [目次]はじめに──走り、そして思い出す1 スタートライン 二〇一一2 ストーン・マウンテン 一九七六3 走るために生まれる 一九九九4 アメリカ人の夢 二〇〇七5 エデンの園のヘビ 二〇〇九6 ラ・ディーグ 二〇一〇7 自由の境界地 二〇一一8 神々、哲学者、競技選手 二〇一一謝辞/訳者あとがき[原題]RUNNING WITH THE PACK: Thoughts From the Road on Meaning and Mortality