サイズ
高さ : 1.80 cm
横幅 : 10.60 cm
奥行 : 15.20 cm
重量 : 200.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
近代文明社会に背を向け、〈管理〉〈所有〉〈定住〉とは無縁の「山の民・サンカ」はいかに発生し、日本史の地底に消えていったか。 積年の虚構を解体し実像に迫る、白熱の民俗誌! 一所不住、一畝不耕。山野河川で天幕暮し。竹細工や川魚漁を生業とし、'60年代に列島から姿を消した自由の民・サンカ。彼らは、原日本人の末裔なのか。中世から続く漂泊民なのか。 従来の虚構を解体し、聖と賎、浄と穢から「日本文化」の基層を見据える沖浦民俗学の新たな成果。 解説・佐藤健二 序章 サンカとは何者だったのか/第一章 近世末・明治期のサンカ資料を探る/第二章 柳田國男のサンカ民俗誌/第三章 サンカの起源論をめぐって/第四章 サンカの原義は「山家」だった/第五章 発生期は近世末の危機の時代か/第六章 三角寛『サンカ社会の研究』を読み解く/第七章 今日まで残ったサンカ民俗をたずねる