理学療法 第34巻第10号

(中古品)理学療法 第34巻第10号
商品写真はサンプル写真となっております。
写真の商品が届くわけでは御座いません。
用途機能として最低限の付属品はお送りいたしますが
取扱説明書、リモコン等含まれていない場合もございます。
*写真に対し付属品の差異のある場合は当店よりご連絡させて頂きます。
電池で稼働する製品につきましては、電池は付属していない物とお考え下さい。
気になる方は購入前にお問合せをお願いします。
【商品説明】
 
サイズ
高さ : 0.60 cm
横幅 : 17.80 cm
奥行 : 25.20 cm
重量 : 200.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
特集―企画にあたって 「コアスタビリティトレーニング」は現在も注目が集まっているトレーニング方法である.本誌では26巻10号(2009年)で「コアスタビリティトレーニング」と題して取り上げたが,その反響には大きなものがあった. しかし,「コアスタビリティトレーニング」の定義については,特定の研究者が提唱したものがあるわけではなく,また学会など公的な団体が定義を示しているわけでもない.「体幹筋による腰椎安定化能力を向上させるトレーニング」という,言わば総論的なレベルの定義に関しては共通認識が得られていると言うことができるであろうが,各論的なレベルの定義に関しては,研究者それぞれの考え方が存在するというのが現実であろう. そのような状況の中で,この「コアスタビリティトレーニング」について,理論の面からも,エビデンスの面からも裏打ちされた方法へと高めていかなければならないということに関してはコンセンサスが得られているものと考える. そこで本誌では,本号と次号で「コアスタビリティトレーニング」を取り上げることとした. 本号では「コアスタビリティトレーニング再考」と題して取り組み,次号では「スポーツ理学療法におけるコアスタビリティトレーニングの実際」と題して取り組むこととした. 本号では,コアスタビリティトレーニングを,理論の面からも,エビデンスの面からも裏打ちされた方法へと高めていくための課題を提示していただくのが狙いである. 総論として,運動連鎖の視点からコアスタビリティトレーニングの理論と実際について考察していただいたあと,コアスタビリティトレーニングが筋電図においてどのように把握されるのかについて述べていただくこととした. 続いて,各論として,コアスタビリティトレーニングを客観的なトレーニング方法として高めていくという視点から,1脳卒中片麻痺患者の運動療法にコアスタビリティトレーニングを応用して効果が見込まれるのか,2腰痛患者の運動療法にコアスタビリティトレーニングを応用して効果が見込まれるのか,3高齢者の健康維持のためのトレーニングにコアスタビリティトレーニングを応用して効果が見込まれるのかについて,取り組んだ成果を紹介していただくなどしながら,それぞれ述べていただくこととした.4最後に,コアスタビリティトレーニングの効果検証の現状について述べていただくとともに,今後の課題について述べていただくこととした. コアスタビリティトレーニングが現在も注目を浴びているがゆえに,今後に向けて課題を整理することができれば有意義であると考える. (編集委員会)