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高さ : 1.00 cm
横幅 : 21.00 cm
奥行 : 27.80 cm
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急性冠症候群(ACS)の治療は日々進歩している。いま現在も新たなエビデンスが出ることによりガイドラインも多く変更されるこの領域では、診断や治療を含めて常に知識をアップデートしておく必要がある。本特集では、そのように変わりつつあるACS治療の現況を、あえて網羅的に解説することとした。急性期の管理から最終的に二次予防を行うまでの多くのプロセスで最新の情報を盛り込んでおり、おさえておくべき基本事項から治療のコントロバーシーに至るまで、この1冊でACS治療の現在の姿を見ることができる内容となっている。 (企画:北里大学医学部循環器内科学 阿古潤哉) 目次 I. ACSの基礎知識 ACSの分類,universal definition,バイオマーカー(川島千佳・日比 潔・木村一雄) わが国におけるACSの疫学(石原正治) ACSの病理、ACS発症のメカニズム(大塚文之) II. ACSの診断 ACSの診断(高見浩仁・園田信成) ACSのCT、MRI診断(寺島正浩) ACSと鑑別すべき疾患(奥野泰史・青木二郎) III. ACSの治療 ACSの血管内イメージング所見(石松 高・光武良亮・上野高史) STEMIの治療(伊苅裕二) 血栓吸引療法のコントロバーシー(日置紘文・興野寛幸・上妻 謙) door-to-balloon時間(D2BT), onset-to-balloon時間(O2BT)の重要性(藤田英雄) NSTEMI, UAPの治療方針(齋藤佑一・小林欣夫) 特殊な病態 冠動脈解離と冠攣縮(伊藤智範) 冠動脈インターベンションの適切な適応 appropriate use criteriaの視点から(猪原 拓・香坂 俊) IV. ACSの二次予防 抗血小板療法、DAPT(飯島雷輔) ACSの脂質低下療法 PCSK9を含めて(藤末昴一郎・辻田賢一) 糖尿病治療(坂口一彦) β遮断薬(田巻庸道・中川義久) ACS患者におけるACE-I,ARB,MRA(神田大輔・大石 充) V. ACSの非薬物療法 リハビリテーション(長山雅俊) 重症心不全を合併したACSに対する補助循環 VAD, IABP, Impella(中本 敬・坂田泰史)