災害救助犬ものがたり?がれきの中のレスキュードッグたち

(中古品)災害救助犬ものがたり?がれきの中のレスキュードッグたち
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【商品説明】
 
サイズ
高さ : 2.80 cm
横幅 : 13.00 cm
奥行 : 18.60 cm
重量 : 460.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
日本図書館協会選定図書 災害救助犬チームのアシスタントを経て、ハンドラー(訓練士)になった女性の体験記。 「災害救助犬チームは有償で働くプロの精鋭たち」と誤解している人は多い。 現実には、災害救助犬チームの大半はNPO(非営利で社会貢献する組織)である。 メンバーや犬たちは資格を有する専門家ではあるものの、無報酬のボランティアだ。 これは、非常時に有志が駆けつけるという、アメリカの古くからのよき伝統の一部でもある。 本書では、著者が災害救助犬チームのアシスタントとして携わった、失踪者や災害現場での捜索の実態が描かれている (スペースシャトル・コロンビア号墜落事故の捜索では、著者は遺体の一部を発見している)。 そして、それと同時進行の形で、ハンドラーとしての著者と、災害救助犬見習いの子犬“パズル”のペアが、 様々な訓練を経て成長し、その初陣を飾るまでが描かれていく。 ゴールデン・レトリーバーのパズルがやってきた当初、子犬特有の快活さが、 保健所から引き取った先住犬や猫たちとのハプニングを招く。 そのいたずらぶりに手を焼く著者だが、そのかわいさにあふれた描写からは、著者のパズルに対する愛情がにじみ出る。 先の思いやられるやんちゃなパズルだったが、現場に出るまでに、200回以上の模擬捜索が行われた。 簡単なかくれんぼの形で始まる訓練も、次第にその難易度が高くなっていく。 訓練とはいえ、実際の捜索を想定し、藪に覆われた原野、がれきの山、ダメージを受けた構造物など様々な状況で行われる。 実際の捜索では、ハンドラーと救助犬のペアは一心同体とならなければならない。 ハンドラーは犬の発するシグナルを読み取り、適切な判断を下す能力が求められる。 ハンドラーの判断ミスは生存者に対する死刑宣告に等しいからだ。 著者は、捜索ミスに対する不安だけでなく、目の前にどんな危険が潜んでいるかわからない現場で、 しかも暗闇の中を、最愛のパズルを前進させることにも不安を抱く。 だが当のパズルはそんな著者の不安などお構いなしで、実に堂々としたもの。 合図とともに爆発的に飛び出していく。パズルにとっては、この仕事が楽しくて楽しくて仕方がないのだ。 パズルと著者のペアの初陣は、失踪した知的障害のある老人の捜索だ。 気温の低下する中、半裸でさまようこの老人に、低体温症から意識喪失、そして死の危険が迫る。 一刻も早く見つけなければならない…。 著者の単刀直入で大胆な描写は、犬たちの動作、表情、そしてその感情までを、読む人の脳裏に浮びあがらせる。 流産や離婚の過去を乗り越え、救助犬パズルとともに躍動した“生”を生きる女性の物語。