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メガネ2本をスマートに持ち運び。上質山羊革でしっかりカバー。

お茶の香りを楽しむ伝統的な道具

当店限定カラー&桐箱入りでギフトにも最適
日本で一番最後に夕陽が沈む島、沖縄県・与那国島。昔ながらの沖縄の風情が色濃く残るこの島から、「用の美」が詰まった民具が長い旅路を経て京都まで送られてきました。
作り手は「よなは民具」さん。與那覇有羽さんと桂子さんのご夫婦が営んでいます。ビロウの木、別名クバと呼ばれる植物を用いて作られたうちわたちは、ひとたび扇げば沖縄の風とともに自然の力と手しごとの奥深さを感じられる逸品です。
クバうちわには、「クバオージ」と呼ばれる日常型とと非日常型の「クバ団扇」の2種類があります。日常型は1枚の葉を中央から切断して2組のうちわを作ります。乾燥と浸水を行い、アコーディオンのように広げ乾燥させてから形に沿って切り、茎である持ち手部分にやすりをかけ、穴をあけ紐を通して完成させます。植物のみで構成されたシンプルなデザインで、軽くて扇ぎやすく、大きな風をゆったりと感じられます。
琉球列島や台湾などを中心に自生するヤシ科の常緑高木であるクバは、その高くまっすぐ伸びる姿から神様の降り立つ神聖な木として、昔から島民に大切にされてきました。丈夫なクバの葉は、建材や水汲み、箒、うちわなどの民具として生活に欠かせない道具に加工され島民の暮らしを支えるだけでなく、神事や祭事にも使われています。
それでも、日常的にクバ民具を制作する人は少なく、こうした与那国の暮らしの中で育まれてきた伝統や文化・技術を残していこうと活動を始めたのが「よなは民具」さんです。民具作りに長けた祖父母を見て育ち、幼い頃からクバ民具に囲まれていた与那国島出身の有羽さんと、沖縄本島で生まれ育ち琉球舞踊と組踊に親しんできた桂子さん。「先祖から受け継いできたクバ民具の伝統を絶やさない」というお二人の情熱のもと、クバ民具の制作を行いながら、島内のみならず沖縄や県外でワークショップや物産展に参加し、精力的に活動されています。
ぎんやんまでは、こちらのうちわを化粧箱に入れてお届けします。ラッピングは無料で、ぎんやんまオリジナル包装紙でお包みいたします。熨斗掛けにも対応しておりますので、ぜひ夏の贈り物にご利用ください。