生命の定義、生物進化のメカニズムなど常識の枠組みを覆し続ける存在が示唆する新時代の到来。新型ウイルスが増幅させたものは何か?人々は、ほんとうは“何に”感染したのか?「細胞核ウイルス起源説」につながるメドゥーサウイルスを発見した巨大ウイルス学者が探究するウイルスのふるまい、生き様、正体。この「ウイルスの惑星」たる地球における生物との共生の関係を見つめ、ウイルスの存在価値を根底から問い直す画期的論考。生命の謎の深みへと我々を誘う人文知のアップデート。
第1章 ウイルス論―ウイルスとはなにか(生物と生命|子孫を生み出すということ ほか)|第2章 ミミウイルス論―ウイルスの戦略(素人がウイルス学を始めたワケ|巨大ウイルスとミミウイルス ほか)|第3章 マルセイユウイルス論―小さいウイルスたちの生き様(小さいものは弱いのか|もっとも小さな巨大ウイルス ほか)|第4章 パンドラウイルス論―ウイルスはどれだけ大きくなるか(大きさの視点|ウイルス学について ほか)|第5章 メドゥーサウイルス論―ウイルスは進化し、進化させる(コピペ論|コピペは生命世界では常識 ほか)
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