「この家、もう一度夏を越したら、シロアリで腐るよ」。空き家状態で放置していた実家への“最終宣告”から、すべては始まった。膨らむ改装費用に頭を抱えながら手探りで民泊「ヤマグチハウスアネックス」を開業したものの、半年でコロナ禍に。インバウンドの予約は次々と消えていったが、その後、思わぬ需要を発掘して、V字回復を成し遂げる。成功の鍵は「リモート・ホスピタリティ」だった。コロナでアウトとされたものが一周まわって最先端となる舞台裏を生き生きと描く、面白くて使える体験記。
プロローグ 「ひと夏越したら、シロアリで腐ります」|第1章 カンシュクって何ですか?|第2章 膨れ上がる改修費用|第3章 運営代行業者との決別と出会い|第4章 日々の運営は「ライン」で|第5章 最強の助っ人が登場|第6章 クリーニングどうするの問題|第7章 超大型台風が箱根を直撃する|第8章 野生のイノシシ襲来|第9章 リモートホスピタリティ|エピローグ 民泊は、新しい宿のかたち
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