煮物のための菜箸 -煮物名人-は、両端が違う形に仕上げられており、一膳で火加減の確認から盛り付けまで使える菜箸です。
先が細い持ち手側は、竹串の代わりに煮物の火の通り具合を確認できるように。太い箸先側は、やわらかくなった具材を崩さずに盛り付けができる仕上がりになっています。
煮物を作るたびに、竹串を使い捨てることが忍びなかったり、使いたいときに限って持ち合わせていなかったり、同じような悩みがある人も多いはず。
煮物のための菜箸を生み出したのは、ヤマチクに務めるスタッフさん。自宅で肉じゃがの煮え具合を確認したいのに、竹串が見つからないという体験からひらめいたのだそう。
煮物をおいしく調理でき、ハードルを少し下げてくれるお箸は、ユニークながらあると便利なお箸です。
細く仕上げた持ち手先には、3cmと5cmの位置に目印の切れ込みがつけてあります。だいたい一口大サイズの大きさを表しているので、火加減の目安にできます。
大きな具材でもしっかり煮えたか確認ができ、火が通ってると思ったら芯が残ってた!ということもなく、おいしい煮物が作れます。
煮物以外に、温野菜や焼き上がったケーキの火加減を確認することもできます。
お料理の仕上げに、彩りの絹さやを盛り付け。
簡単に小さな具をつまめるので、盛り付けやお弁当に具材を詰める際にもお使いいただけます。
箸先は太めで四角い形をしており、箸を持ったときに安定感があります。
滑り止めの溝は無く、側面でやわらかい具材をそっとキャッチ。先部分は丸く、あたりがやさしい仕上がりです。
しっかりした箸先は、炒め物など普通の菜箸としてお使いいただけます。菜箸の長さも丁度良く、手元が熱くなりにくいです。
竹はしなやかで丈夫なほか、テフロン加工されたフライパンなど傷つけずお使いいただけます。
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1963年創業、熊本県南関町にて箸工場を構えるヤマチク。国産の天然竹を人の手で刈り取り、加工し、竹の箸だけを手掛ける数少ないメーカーです。
安定した竹箸づくりのために、品質の良い竹材に適正な報酬を出すことで竹に携わる仕事をする人達の暮らしを支え、消費者に適切な価格で提供する。今後も良い竹が手に入れられる環境づくりをしながら、まっすぐな循環を考えています。
「うそがなく、むりがなく、孫の代まで持続可能なものづくり」を目指しています。