こんなサイズが欲しかった“小さな”おひつ
少量のごはんを入れるのに便利なミニおひつ。
1〜2人で使うのにちょうどよいサイズ感で、2合のおひつに入れるほどでもない量のごはんを入れるのにぴったりです。程よく8分目までごはんを入れると、約1.5合弱で2〜3膳分のごはんが入ります。
朝にご飯を炊いて、朝ごはんとお弁当の分、残ったごはんはおひつに入れて夜の分へ。
夜に食べきれず少し余ったごはんをおひつに入れて翌朝に食べる。
保温ジャーだと少し色味を帯びて匂いも気になっていたご飯も、おひつに入れるだけでグンと美味しくなります。温めてもよいですが、そのままでも炊き立てのご飯よりも美味しく感じるのです。
ごはんを美味しくする“呼吸する”秋田杉
秋田杉の薄板を曲げて作られる大館曲げわっぱのおひつ。
ごはんの余分な水気を吸って冷めてもふっくら、驚くほど美味しくなる昔から伝わる知恵です。
温かいごはんをタッパやラップに包んで保存すると蒸気でベチョベチョになって食感もイマイチですが、おひつなら、しっかり水分を吸い取りながらもごはんを乾燥させずに保存してくれます。
呼吸する秋田杉の優れた調湿効果で程よい湿度を保ち、一粒一粒に艶のある透明感のあるごはんを楽しむことができるのです。
また、秋田杉には抗菌作用があるタンニン酸が含まれており、常温でもごはんが傷みにくく夏場でも丸1日はもつと言われています。
夕飯に余ったごはんをおひつに入れておくだけで翌朝でも美味しく、朝に炊いたごはんは夜でも美味しくいただくことができます。おひつで休ませたごはんはより甘みが感じられ、温め直さなくても美味しいのです。
おひつの内側がしっとりしており、白木が余分な水分を吸っているのがわかります。
パサつかずベトつかずお米本来の旨みがぎゅっと濃縮された瑞々しいごはんを味わうことができます。
流れるような木肌が美しく、明るく優雅な風合いの秋田杉。
杉が持つ本来の清々しい香りやサラサラとした手触り、木の温もりを存分に楽しむことができます。
台所や食卓に置いても邪魔にならず、可愛らしい小さな曲げわっぱです。
熟練の職人の手により、ひとつひとつ丁寧に作られた曲げわっぱは工程のほぼ全てが昔ながらの手作業。
シンプルな曲げわっぱのアクセントになっている留め具。使われているのは桜の木の樹皮です。
細部まで美しく処理された繋ぎ目に職人のこだわりが感じられます。
2017年設立。伝統の技を継承しながらも、「古くて+新しい」をコンセプトに大館曲げわっぱの製作を手がける新進気鋭のりょうび庵。従来の製品だけに捕らわれない「もの」作りを目指し、「和」から「洋」のデザインもどんどん取り入れ、人々のライフスタイルを豊かにする商品を提案しています。