筒井時正玩具花火製造所が作る花火がいろいろ入ったセットです。
定番の線香花火「東の線香花火 長手牡丹」や「冬の、できたて線香花火」、吹き出し花火の「花富士」をはじめ、見た目もカラフルな手持ち花火…。どれから遊ぼうかなぁと目移りするようないろいろな花火が入っており、とっても種類豊富。すぐに遊べるように、簡易紙バケツと着火剤、かわいいオリジナルマッチもついています。
どの花火も国内で作られ、趣向を凝らしたものばかり。家族と花火を楽しむ時間を過ごしたり、お友達とのパーティーやアウトドアの時にも、場をワッと盛り上げてくれます。
「東の線香花火 長手牡丹」
東の線香花火の火花の特徴は、「燃え方」と「火花の形」。火を点けてからポトッと火の玉が落ちるまで4段階の燃え方があり、どの火花も特徴的で、見て楽しめます。起承転結がはっきりとしていて、うつろい行く火花に風情を感じます。
東の線香花火の火花をよく見ると、雫(しずく)のような形になっていることに気づきます。絵に描いたような雫形の火花は、ホームセンターなどで売っている一般的な線香花火を用意して見比べると、違いが分かりやすくておすすめですよ。
「花富士」
地面に置いて楽しむ吹き出し花火です。富嶽三十六景を思わせる赤富士をかわいくデフォルメ。導火線に火を点けると、山頂から煙と炎が勢いよく吹き上がります。こんこんと湧き上がる火の柱と火花が、溶岩のようにも見えて迫力、大です。
「どうぶつはなび 動く龍花火」
手持ちの動かして遊ぶ花火です。導火線に火を点けると、口から煙と炎が火花ともに吹き出てきます。手でゆらゆらと振れば、火を振りまいて暴れる龍のよう。刻々と変わる色や火花や、煙。怪獣ごっこをしているようで、ちょっと童心に戻った気分になって楽しいです。
どうぶつはなびシリーズは、日本の郷土玩具を題材に作られているそうです。左右に動かして遊ぶシンプルな動きは、郷土玩具のように親しみやすいイメージで仕上がっています。
かわいい色合いの「ミッドタウン」、独特な火花を出す「九州炭火」、紐を持って垂らして遊ぶ「糸付花火」など、色とりどりの花火が入っています。
セットに入っている花火の絵柄や色が、時期によって変わる場合があります。コアラの絵柄がパンダになったり、ミッドタウンの色や糸付花火の柄が違ったりとしますが、花火の種類や本数は変わりません。ご自宅に届いて開けるまでの楽しみにしていただければと思います。
水につよい簡易紙バケツと固形燃料、吹き上げる鯨花火が絵柄のマッチが同梱されています。すぐに遊べるだけでなく、遊び終わったあとはバケツごと捨てるだけなので、片付けが簡単なのも嬉しいところ。
楽しく遊んだあとは、ゴミをきれいに片付けて、気を付けてお持ち帰りくださいね。
福岡県みやま市にある筒井時正玩具花火製造所は、国産線香花火の製造所です。線香花火はほとんどが外国産。国産の線香花火はとても希少で、その製造所は日本に4ヵ所しかないといわれています。
火薬を作ることから、包む作業まで、ほとんどが手作業。機械ではできない繊細な作業が多く、職人がていねいに花火を作っていきます。
材料選びも大切にされており、火薬の材料になる松煙は宮崎産の松の根を、火薬を包む紙は福岡県八女市の手すき和紙を使います。藁が持ち手の線香花火は、田んぼを作って原料を確保しているそうです。
地元のものを厳選し、線香花火やその他にもいろいろな手持ち花火や吹き出し花火を作りながら、日本の花火の伝統を守り続けているのですね。
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福岡県八女市で70年以上子供向け玩具花火の製造を行っていた製造所。技術継承のために筒井良太が修行し、八女市の製造所廃業と同時にみやま市にて「筒井時正玩具花火製造所」3代目として技術と伝統を引き継ぎました。
伝統の光守りながら新しくも懐かしい線香花火を製作、提案し続けています。