手持ち花火の和火、洋火。
和火は江戸時代の花火と同じ材料で作った花火です。原料を同じにすることで、当時の花火の色(赤橙色)が再現されており、見たこともないのに納得してしまうような不思議な色を噴きだします。
洋火は火花や色が次々と変わり続け、和火とは対照的でカラフルな花火。
おのおの違う色や形、音。違いを見つけるのが楽しい和火、洋火の詳細は、やってみてからのお楽しみということで…
和火は江戸時代の花火と同じ材料で作った花火です。
国内で採れる材料、主に硝石・硫黄・木炭を花火にしたものだそう。浮世絵にも描かれているような炎の色が特徴で、当時の人々と同じ花火の色を楽しめるのは、不思議な感覚がしますね。
火を点けると吹き出し口から、炎と煙が勢いよく吹き出ます。赤橙色の細かな火の粉は、はるか遠い昔、江戸時代までタイムスリップさせてくれるよう。
福岡県みやま市にある筒井時正玩具花火製造所は、国産線香花火の製造所です。線香花火はほとんどが外国産。国産の線香花火はとても希少で、その製造所は日本に4ヵ所しかないといわれています。
火薬を作ることから、包む作業まで、ほとんどが手作業。機械ではできない繊細な作業が多く、職人がていねいに花火を作っていきます。
材料選びも大切にされており、火薬の材料になる松煙は宮崎産の松の根を、火薬を包む紙は福岡県八女市の手すき和紙を使います。藁が持ち手の線香花火は、田んぼを作って原料を確保しているそうです。
地元のものを厳選し、線香花火やその他にもいろいろな手持ち花火や吹き出し花火を作りながら、日本の花火の伝統を守り続けているのですね。
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![]() 花富士 赤 / 青 | ![]() 動く龍花火 | ![]() 吹き上げる鯨花火 | ![]() 和火洋火セット |
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