鉋刃の調整に便利な木づち
鰹節削り器の刃の調整をするときに便利な、柄のないかまぼこ型のシンプルな木づち。ちょっと変わった形ですが、直接握れるので細かい力加減がしやすくなっています。
木の材質はウォールナットと白樫で、適度な重さで叩きやすいです。
鉋の調整だけでなく、ナッツ類やクッキー、固形コンソメなど、調理の際の砕く作業にも使える、案外使える木づちです。
鉋刃の調整の仕方
? 刃の出し方
刃を出すときは、鉋刃の頭部分を叩きます。刃は0.05mm(新聞紙1枚分)出すだけです。
台のお尻側から刃先の出具合を見ますが「出た!」と思ったら出過ぎの場合がほとんど。
出すぎると粉状の鰹節になりますので試し削りをすればすぐにわかります。試し削りをしながら少しずつ刃先を出していきましょう。
光の加減で見えやすい位置があるので、さまざまな角度で刃先を確認します。
? 刃先左右の確認
刃を出すと斜めに出ることもあるので、その場合は刃の横を叩いて調整します。
? 刃の抜き方
刃先が出過ぎた場合は鉋台(鉋の木部)の頭部分を叩きます。
軽く叩けば少し刃先が潜り、強く叩けば多めに潜ります。刃を抜きたい場合は叩き続けます。
軽く指で押さえると飛び出してしまうことがありません。
刃を出すときは試し削りをしながら少しずつ刃先を出していきましょう。
何度かやっていると光の加減などで刃先を見るコツが掴めます。
ラインナップ
台屋の鰹節削り器
赤香
1946年創業、新潟県三条市の小さな町工場で鉋の木部「鉋台」を作り続けてきた大工道具メーカー山谷製作所から「台屋」は生まれました。金物の町で知られる三条市では、刃を作るのは鍛冶屋、鉋台を作るのは台屋と呼ばれており、台屋である山谷製作所が持っている技術を活かして、今までにない和モダンなデザインの鰹節削り器で、新しいライフスタイルを提案しています。
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