小倉遊亀 『蜀江錦』  リトグラフ版画

日本美術会の最重鎮、小倉遊亀の白寿記念に制作された作品です。

【小倉遊亀 おぐらゆき】

1895 滋賀県大津市に生まれる
1917 小学校教諭となる
1920 安田靫彦に師事
1932 女性として初めて日本美術院同人に推挙
1962 日本美術院賞受賞
1973 勲三等瑞宝章を授与される
1978 日本美術院理事に就任 文化功労賞として顕彰される
1980 文化勲章受章
1990 日本美術院理事長に就任
1996 日本美術院名誉理事長となる
1999 パリの三越ルトワールで個展開催
2000 逝去 享年105歳
2001 滋賀県立現代美術館で追悼特別展開催
2002 東京国立近代美術館、滋賀県立現代美術で『小倉遊亀展』開催
2010 兵庫県立美術館、宇都宮美術館で『没後十年小倉遊亀展』開催
2014 滋賀県立近代美術館で『遊亀と靫彦展』開催

技法:リトグラフ・35版35色(本金泥・本金箔使用)
限定:EA(限定200部)
証明:画面に作家印及び限定番号入り
画面の寸法:36.7×44.5cm
額縁の外寸法:57.0×64.8cm
額縁の仕様:金泥色版画額縁・裏面に壁吊り用金具・ひも付き
付属:布タトウ (黄袋付き)
額縁の窓:アクリル
版元:株式会社 大月
発行日:1993年6月8日
庭に椿は無数にあるが、一本の木から白い椿、紅い椿、白と紅の斑入りの椿と三通りの花を咲かせる椿があり、遊亀は「蜀紅錦」として愛している。
(日経ポケットギャラリー「小倉遊亀」より抜粋)