楽譜 樽屋雅徳/想ひ麗し浄瑠璃姫の雫<コンポーザーズ・カット・エディション>【吹奏楽スコア】(FML-0294FS/302-17683/極小編成/G.4/T:06:50)
想ひ麗し浄瑠璃姫の雫
出版社:フォスターミュージック
ジャンル:吹奏楽
サイズ:A4
初版日:2021年04月22日
浄瑠璃姫とは、三河の国矢作につたわる姫君。奥州を目指して東へ下る源義経は、この美しい浄瑠璃姫と恋に落ちました。しかし、義経は大事な旅の途中のため、姫とは別れ先を急ぎます。ところがその先の蒲原宿で重い病になり、浜辺へ遺棄されてしまいます。義経の危機を知った浄瑠璃姫は浜へとたどり着き、義経の亡骸を抱き、涙を流し愛する義経の蘇生を祈願します。祈りは届き、息を吹き返した義経は、身分を明かしますが、またもや涙ながらに姫と別れ、奥州を目指し再び旅に出ました。再会を約束した姫のもとに今度は義経が平泉で討たれたという知らせが届き、姫はすぐさま陸奥へと旅立ちました。こうして姫はようやく義経にめぐり会えましたが、喜びも束の間、姫は長旅の疲れから病に臥し、むなしく息を引き取ったと言われています。義経は悲しみに襲われながらも、姫への想いを胸に津軽半島を経由し、やがて蝦夷へと向かうのでした。現代の青森ねぶた祭りに、この義経の北行伝説のねぶたが登場したことがあり、実は北行伝説を語る上で、浄瑠璃姫の伝説も重要な鍵だと言われているそうです。これらの青森を舞台とした伝説が津軽三味線の音色と共に語り継がれたことから、この曲にもねぶた音階、津軽三味線のイメージを織り込み、義経の伝説の壮大さや浄瑠璃姫との切ない恋物語をイメージし、作曲しています。(樽屋雅徳)この版は、2015年に出版された現行版(FML-0142)を元に、全日本吹奏楽コンクール小編成部門の編成と制限時間を基準に、オーケストレーションおよび構成を改訂したものです。
FML-0294FS/302-17683/吹奏楽譜(スコア):極小編成/G.4/T:06:50
収載内容:
想ひ麗し浄瑠璃姫の雫