楽譜 足立正/ネオモダニック【吹奏楽スコア】(FML-0214FS/302-09257/極小編成/G.3+/T:06:30)

ネオモダニック

出版社:フォスターミュージック
ジャンル:吹奏楽
サイズ:A4
初版日:2021年01月18日
1940?50年代のジャズ(ビバップやクール・ジャズ)を聴いていた時、その要素(フレーズやハーモニーなど)を取り入れ、現代的なアプローチで表現した曲を作ってみようと思い立って書き上げたのがこの作品です。“ネオ・モダン"と呼ばれるデザインや建築に用いられる言葉があります。モダニズム(近代主義)を用いつつ、別の何かを融合させて新しいものを作り出そうとする動きのことですが、今回取り組んだことがまさにそれに近いように思い、タイトルを「ネオモダニック」としました。あくまで「?的な」といったニュアンスにしたかったというのもありますが・・・“ネオ"という言葉は「新しいこと」を意味していますが、個人的には何処か懐古主義的な雰囲気がするようにも思えて、それが今回の試みにも合っているかなと思いました。曲は3つの楽章から成っています。行進曲的なドラムのリズム(アクセント的にはゴーゴーやクラブミュージックの影響も)の上で、ビバップ風のフレーズが高らかに奏される“Fanfare"、ジャズ的なハーモニーの上で淡々とメロディが歌われる“Lullaby"、7拍子を基調とした変拍子のファンク・ナンバーの“Capriccio"。これらの楽章はシンフォニックなポップスというより、さまざまな要素を取り入れ、融合させたハイブリッドな音楽を目指しています。将来的な吹奏楽の姿、可能性も考えつつ、木管や金管6パートと打楽器2パートによる混合アンサンブルでも演奏が可能なように書き上げました。かなりポップス色が強い作品ではありますし、新しい吹奏楽の在り方などと大それたことを言うつもりはありませんが、一つの方向性として作品を楽しんでいただけたらと思います。(足立正)

FML-0214FS/302-09257/吹奏楽譜(スコア):極小編成/G.3+/T:06:30

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ネオモダニック