楽譜 樽屋雅徳/ベンスルダトゥの3つの冠【吹奏楽スコア】(FML-0048FS/302-08995/小編成/G.3/T:07:53)
ベンスルダトゥの3つの冠
出版社:フォスターミュージック
ジャンル:吹奏楽
サイズ:A4
初版日:2020年09月09日
シチリアの昔話より、ベンスルダトゥという男の冒険の物語です。アンドルー・ラングの『はいいろの童話集』に収録されています。冒頭、ベンスルダトゥを讃えるテーマをホルンが奏でます。後にそのテーマは木管楽器へ受け継がれ、表情変えながら進んでいきます。物語のオープニングといったところでしょうか。主人公ベンスルダトゥは、もとは王様の忠実な召使いでしたが、突如現れた真っ黒な雲にさらわれてしまった王女を助けだすため、旅にでます。行き先もわからない長い旅、待ち受けていた狂暴な魔物、そして仲間の裏切り…。曲は、雰囲気を変えアレグロに進みます。3人の王女はそれぞれ狂暴な魔物に捕らわれていました。それらの魔物とベンスルダトゥとの戦いをピッコロとバスクラやバリトンサックスなどの不気味なメロディで表現しています。戦いは有利になったり、不利になったりのハラハラドキドキの連続です。最後には無事帰還、王に讃えられ、助けだした王女と幸せに暮らします。すべてを乗り越えたベンスルダトゥに授けられたものは、金色の三つの冠。偉大なる王でさえ、一つしか持っていない冠を三つ持つベンスルダトゥ。その冠こそが、彼のすばらしい勇敢さや誠実さを示しているのです。クラリネットアンサンブルと木管セクションのあたたかいメロディで曲は幸せを表現し、やがて強奏へと向かいベンスルダトゥの栄光を讃え曲は幕を閉じます。
FML-0048FS/302-08995/吹奏楽譜(スコア):小編成/G.3/T:07:53
収載内容:
ベンスルダトゥの3つの冠