楽譜 オットリーノ・レスピーギ/バレエ音楽「シバの女王ベルキス」より(抜粋)【吹奏楽スコア】(FML-0111FS/302-08749/大編成/G.4+/T:14:10)
バレエ音楽「シバの女王ベルキス」より(抜粋)
出版社:フォスターミュージック
ジャンル:吹奏楽
サイズ:A4
編著者:石津谷治法 (Harunori Ishizuya)
初版日:2020年08月11日
【オーケストラスコア抜粋箇所と演奏時間】※全音楽譜出版社版参照・ソロモンの夢:楽章頭から69小節目まで:約4分40秒・ベルキスの暁の踊り:楽章頭から24小節目まで:約1分35秒・戦いの踊り:カットなし:約2分45秒・狂宴の踊り:カットなし:約5分10秒演奏時間合計:約14分10秒オットリーノ・レスピーギが最後に手掛けたバレエ音楽であり、上演時間80分という非常にスケールの大きな作品として1930年から1931年にかけて作曲されました。初演は1932年1月23日にミラノ・スカラ座で1000人余りを数え、舞台上の人数のみならず、オフステージやバンダ、コーラス、ナレーター、特殊楽器を使用するなどオーケストラ編成も型破りなものであり、熱狂的な大成功を収めました。しかし、この作品はレスピーギの音楽の疑う余地もない幅の広さと質の高さを十分に明らかにするものでありながら、その規模の問題で再演は難しく、バレエのレパートリーとしては定着しませんでした。また「ローマ3部作」の成功によって影に追いやられてきた数多くの作品中の例でもあります。【ソロモンの夢】ハーレムで星空を見上げ一人物思いにふけるソロモン王を描写する前奏部。弦楽器による弱奏から始まり、管楽器がそれに呼応するように旋律を奏でる。その後、王の威厳を示す行進。バレエ後半ではベルキスはソロモンとの初めての出会いに感動を抑えきれず、落命した子鳩のように彼の足元にくずれ落ちる。【ベルキスの暁の踊り】ソロモン王の想いに答えたかのように眠りから目覚めたベルキスは、ソロモンから届いた手紙を見て、両手を上に上げ素足のまま新しく昇る太陽に喜びを捧げる。【戦いの踊り】前半は"太鼓の踊り"と呼ばれ、大小の戦闘太鼓に合わせ半裸の若者達が踊る様子を描く。後半はエルサレムについたベルキスの一行を歓迎するべく、ソロモン王の黒人の従者が長槍を振り回し、戦いの叫びを上げながら踊る2つの場面から成る。【狂宴の踊り】バレエ終幕の最後の場面。ソロモンとシバが一堂に会し、豪華絢爛な響宴が繰り広げられているシーン描いている。オフステージやバンダなど、型破りなものとされた出演者1000人余りが登場したのがこの場面である。
FML-0111FS/302-08749/吹奏楽譜(スコア):大編成/G.4+/T:14:10
収載内容:
バレエ音楽「シバの女王ベルキス」より(抜粋)