楽譜 モーリス・ラヴェル/「マ・メール・ロワ」より【吹奏楽スコア】(FML-0065FS/302-08656/大編成/G.4+/T:07:07)
「マ・メール・ロワ」より
出版社:フォスターミュージック
ジャンル:吹奏楽
サイズ:A4
編著者:鈴木英史
初版日:2020年07月20日
ラヴェルの「マ・メール・ロア」には3つの版がある。最初に作られた「ピアノ連弾版」、連弾版を小編成管弦楽に編曲した「管弦楽組曲版」、それにさらに新たな部分を付け加えた「バレエ音楽版」。このアレンジは「管弦楽組曲版」を基本とした「吹奏楽版」と考えて頂ければ良いでしょう。ラヴェルが編成によって音も変え、異なった版を作ったように、このアレンジでも、管弦楽の音とは違うオーケストレーションの部分が多い(そもそも吹奏楽のアレンジはそうなるのが普通だ)が、ラヴェルのイメージに沿った演奏が出来る楽譜になっています。ちなみに「マ・メール・ロア」は「マザーグース」の意。演奏で重要なのは、p、ppを「弱く」演奏しないこと。全体が萎縮してしまいます。pが基本の音量設定なので、pが普通の大きさだと思いましょう。「小さく」という音量ではなく「音質や音色」の作品としてp、fの指示を解釈することが大切です。特に「妖精の園」では全体がppですから、冒頭からたっぷりと豊かなサウンドを(そのために5オクターブのマリンバが重要。出来る限り楽器を調達して下さい)。またもう一点、「旋律中心」の考えではなく「旋律以外で重厚な響きを出す」様にすること。自然に全体の響きが乗って来て、旋律は吹きやすく表情も萎縮しません。常に「ハマった音色&サウンド感」を求めて演奏して下さい。伴奏の豊かさを意識し、fも音色の広がり、深さを意識して下さい。2010年に玉川学園中学部吹奏楽部顧問・土屋和彦氏の依頼で書かれ、同校の演奏により同年の全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した。(鈴木英史)パゴダの女王レドロネット-III. Laideronnette, Imperatrice des Pagodes 03:40妖精の園-V. Le Jardin feerique 03:27
FML-0065FS/302-08656/吹奏楽譜(スコア):大編成/G.4+/T:07:07
収載内容:
「マ・メール・ロワ」より