楽譜 近藤礼隆/吹奏楽のための狂詩曲〜九頭龍大神の伝説による【吹奏楽スコア】(FML-0262FS/302-08610/中編成/G./T:06:00)

吹奏楽のための狂詩曲〜九頭龍大神の伝説による

出版社:フォスターミュージック
ジャンル:吹奏楽
サイズ:A4
初版日:2020年04月20日
九頭龍大神(クズリュウオオカミ)という、九つの頭と龍の尾を持つ鬼が日本の神話や伝説にたびたび出てきます。不思議なことにその伝説は全国各地に及んでおり、その内容もさまざまです。ある場所では九頭龍大神が恵みの雨をもたらし多くの人を助けたという言い伝えがあり、またある場所では九頭龍大神が大洪水を起こし人々を襲ったという言い伝えもあります。おそらくこれらの伝説は、人間にとってとても太刀打ちできない自然の恵みと脅威、その中でも雨や川などの水に関する自然現象を神格化したものなのでしょう。さて、この作品は、九頭龍大神の伝説にインスピレーションを得て制作したものです。曲は大きく緩急緩の構成になっており、それぞれ「祈り」「暴れる九頭龍大神」「祈り、恵み」といった場面をイメージしています。全体的に日本的なテイストで音楽を作っていますが、特に「祈り」の部分では、篳篥や笙などの和楽器の音色を想起させる響きを目指しました。なおこの作品は、2018年 3月に行われた《作曲の会「Shining」第10回作品展》にて、竹内健人指揮・都内音楽大学生有志の演奏によって初演されました。また、21世紀の吹奏楽 第22回“ 響宴 "に入選し、加島貞夫指揮・東海大学菅生高等学校吹奏楽部の演奏によって再演され、第52回JBA「下谷賞」を受賞しました。(近藤礼隆)

FML-0262FS/302-08610/吹奏楽譜(スコア):中編成/G./T:06:00

収載内容:
吹奏楽のための狂詩曲〜九頭龍大神の伝説による