米沢牛の名が全国的に知られるようになったのは、文明開化まもない明治4年、米沢興譲館の外国語教師だった英国人貿易商、チャールズ・ヘンリー・ダラスが、横浜居留地に土産として一頭の米沢牛を持ち帰り、仲間にふるまったところ、「これはおいしい!」とその美味に驚嘆され、賛美されたのがきっかけと言われています。その「うまさ」は飼育に好適な気候と風土、優れた飼育技術に加え、生産農家が自分の家族同様に愛情をこめて育てる心が秘訣。手塩にかけて生後約3年まで育てられます。3年肥育というのは和牛の中でも最も長く、それゆえ見事な肉質となるのです。肉の中に網目のように入り込んだきめ細かい霜降りが特徴の米沢牛。舌にとろけるおいしさをさっと湯にくぐらせてご堪能ください。
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