ふるさと納税 ぼたん鍋ロースセット(冷凍) 800g D011-23 兵庫県丹波篠山市

■ 容量
 国産猪肉スライス800g
 味噌150gx3
 食べ方の栞
 
 【賞味期限】
 出荷後30日
 
 【アレルギー】
 大豆
 
 ※ 表示内容に関しては各事業者の指定に基づき掲載しており、一切の内容を保証するものではございません。
 ※ ご不明の点がございましたら事業者まで直接お問い合わせ下さい。

■ 配送について
 順次発送

 タイプ:【冷凍】
脂身の質が良い、希少部位[ ロース ]のみの最高級セットです。
脂肪の乗りも良好で、肉質も非常に柔らかです。
しっかりとした肉の甘みが魅力です。
※ 1人前の目安 150g〜200g

最新の急速冷凍技術「プロトン凍結」を採用し、お肉を解凍した時に流出するドリップ量を抑えております。
これにより、新鮮なお肉を食卓にお届け致します。※猪肉の加工は丹波篠山市で行っております。

提供事業者:株式会社おゝみや / TEL079-552-0352


【食卓に鮮やかに咲くぼたんの花】
冬の丹波篠山の食卓には「ぼたんの花が咲く」と言われます。薄切りにした猪肉を1枚1枚丁寧に盛り付けていくと、まるで真っ赤なぼたんが花開いたように見えるから。猪肉をぼたんになぞらえる理由としては、これが最もポピュラーな説明です。猪肉は縄文時代から食べられていたと言われ、肉食が表向きは禁忌とされた時代でも、市中でその売買がおこなわれていました。

【丹波篠山の味「ぼたん鍋」を自宅で再現する】
ぼたん鍋は、そんな猪肉を、白菜などの具材と一緒に味噌ベースのだしで煮る鍋料理です。一般的なすき焼きに入れる野菜に加えて、ごぼうや山の芋(ツクネイモ)を入れると美味。「ごぼうはささがきにしても、棒状に切ったものをゆでてから入れてもおいしい。シメはもちろんうどんを入れてもいいし、だし汁を白いご飯にかけるのもおすすめ。卵を割り入れて半熟にしてだしと絡めるのもいい」と、「国産天然しし肉専門店おゝみや」の大見春樹社長が熱弁をふるいます。味噌とごぼうの香りがふわりと立ち上り、食欲をそそります。
ぼたん鍋が丹波篠山の郷土料理として定着したきっかけは明治41年(1908年)、陸軍の歩兵第70連隊が駐屯したことだと言われています。大阪で編成された1000人ほどの将兵が篠山へ移り、山々では厳しい訓練がおこなわれました。ここを幹部らが訪れるようになり、料亭で振る舞われたぼたん鍋の人気が高まって、全国にその評判が知られるようになったのだそうです。

【全国でも珍しい、国産天然猪肉一筋70年の誇り】
その篠山で、70年に渡り、猪肉を専門に取り扱ってきたのがおゝみやです。おもに丹波、但馬、丹後、山陰地方の専属猟師と仲買人から年間2000〜2500頭のイノシシを仕入れ、その処理、加工、販売までを一括して担っています。ぼたん鍋や焼ぼたん(焼き肉)で有名な丹波篠山の料理旅館はもちろん、全国のレストランや百貨店、ホテルに猪肉を届ける専門問屋であり、同時に丹波篠山の本店などで一般の人にも猪肉の美味しさを直接伝えてきました。

【丹波の里山の恵みが最高の餌場になる】
イノシシは、雪深い地域を除く全国ほとんどの地域に生息していますが、日本三大猟場に挙げられるのが静岡県天城山(伊豆半島)、岐阜県郡上八幡、そして兵庫県丹波篠山です。なかでも、丹波篠山は里山の恵みが大変豊かで、餌となる木の実や穀物が多く、肉質のよいイノシシが育ちます。冬になると冷え込みが厳しいものの雪はそれほど多く降らないため、イノシシは四季を通じて野山を走り回ることができます。
とはいえ、そのイノシシを捕れる狩猟期間は法規則で決められています。都道府県や年によって変動はありますが、原則として毎年11月15日から翌年の2月15日までの3ヶ月間。秋はイノシシの交尾期にあたり、オス・メスともにたくさんの木の実を食べて力を蓄えます。秋の早い時季は成長の速いオスが、12月に入る頃からはメスが柔らかく脂が乗っておいしくなってくるのだと言います。

【本場で食べられる「生」の猪肉は絶品】
「雪がちらちら丹波の宿に 猪(しし)が飛び込むぼたん鍋」。これは、丹波篠山を中心に盆踊り歌として歌い継がれる「デカンショ節」の歌詞の一節です。最高のイノシシが捕れる季節に丹波篠山へ出かければ、1度も凍結せずに提供される生の猪肉のぼたん鍋を食べることができます。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、名産の黒豆枝豆を求める観光客の波が落ち着いた頃に、関西圏では毎年そのおいしさが忘れられず、ぼたん鍋のために丹波篠山にいそいそと出かける人たちがいます。そのぼたん鍋に“飛び込む”猪肉の流通に大きく貢献しているのが、おゝみやなのです。

【赤身が脂身の旨味を引き立てる】
天然猪肉一筋の大見社長が返礼品としてすすめるのが、冷凍で届ける「ぼたん鍋セット(特選)」です。脂乗りのよいウデ肉、脂の旨味が最高のバラ肉、バランスの良いモモ肉があわせて800グラム入っているので、4〜5人で鍋を囲んでもお腹いっぱい食べられます。
溶け出すほど柔らかい豚の脂身とはちがって、猪の脂身にはコリコリッとした歯ごたえがあります。旨味をもっとも感じられるのがこの部位なのです。真っ赤な赤身と対照的な、輝くばかりに白い脂身を見て一瞬たじろいでしまった人にも、とにかく良質な猪肉を一度食べてみてほしいと思います。大見社長は「脂を食べるために赤身があるようなもの」と、その脂身のおいしさに太鼓判を押します。セットになっている味噌は赤味噌を中心に配合したおゝみや特製の味噌で、社長のおふくろの味でもあります。

【丹波篠山は近県からジビエが集まる “港”】
おゝみやでは、1年を通じて安定した品質の猪肉を提供するために、最新の冷凍技術を使っています。まず、真空包装された大きめのブロックの状態で「アルコール急速凍結庫」を使って肉の芯まで急速冷凍します。その後スライスした肉を凍らせるために、「高鮮度維持凍結庫(プロトン)」を利用。これによって解凍時のドリップを7割も抑えることができ、猪肉本来の旨味を自宅でも味わえるようになりました。
大見社長は、丹波篠山を近隣の山々から猪などのジビエが集まる「良港」のような場所と捉えています。港に揚がった天然の魚介類と同じように、猪も捕獲される瞬間まで野山を縦横無尽に駆け回って生きてきた命。その生命をいただき、生業としている以上、最高の状態で猪肉を提供し、その本当のおいしさを1人でも多くの人に味わってほしいと考えています。


<初めて食べる人も天然猪肉のとりこに>
「よいものを食べていただいたら、初めての人でも間違いなくとりこになる」。その精神で、近年は猪肉を使ったシャルキュトリ(食肉加工品)の開発も進めています。なかでも自信作が、「国産天然猪肉ハモンセラーノ」。スペインの山岳地域で作られる生ハム「ハモンセラーノ」と同様の製法で、猪肉を2年間熟成させています。神戸に開業した、ジビエを気軽に楽しめる直営のスタンド居酒屋に行けば、このハモンセラーノが食べられます。
大見社長は、猪肉をおいしく通年供給する道を探りながら、猪肉を今まで食べたことのない層を開拓する取り組みを進めています。そうは言っても、創業71年目のおゝみやの原点はやっぱりぼたん鍋。雪がちらちら舞う季節に、鍋を囲んで猪肉を頬張れば、不思議なほどに、身体の芯からじんわりと温まってきます。高タンパク・低脂肪で、ビタミンB群の豊富な天然猪肉をいただけば、今年の冬を乗り越える元気が湧いてきます。