ハウスみかんは温室栽培されるみかんの総称。温州みかん終了後の4月から真夏のみかんのない時期をカバーします。こうして見てみるとみかん全体の流通時期の多くを占めています。 |
極早生 | 9月〜10月頃に出荷されるシーズン最初のみかん。皮に青みがあり、果汁が多く酸味がやや強いのが特徴。甘酸っぱいみかんが好きな人にはおすすめです。じょうのう(内袋)が比較的薄いので食べやすいのが魅力。 |
早 生 | 10月〜11月頃に出荷される本格的なシーズン到来を感じさせてくれるみかんです。果皮はほぼオレンジ色に染まり、甘みとほどよい酸味のバランスがとれています。味わい深く風味もすぐれてきます。 |
中生(なかて) | 11月下旬〜12月下旬に出回るみかんで、酸味が少なくなり甘みが強くなってきます。 じょうのう(内袋)は早生に比べると厚くなりますが、日持ちがよいのが特徴です。成長しすぎると果皮が果肉から浮きやすく、味が落ちてしまいます。 |
晩生(おくて) | 年明けに出回るシーズン最後のみかんです。 基本的に1ヶ月ほど貯蔵して、甘みを強めてから出荷されます。サイズは大ぶりでじょうのう(内袋)がやや厚くなりますが、コクのある甘さが楽しめます。 |
ハウスみかん | 5〜9月頃に市場に出回ります。手間がかかる分価格が高くなりますが、甘みが強く食べやすいのが特徴。サイズはやや小ぶりで、果皮はきれいなオレンジ色をしています。 |
ハウスものの中ではかかる手間もMAXだ! | |
![]() | 11月ころ屋根フィルムを張りハウス内を灯油で暖房し加温します。みかんの生育状況・雨量・日照量によってハウス内の温度・湿度管理を日々微調整し、加温から40日ほどで開花が始まります。 果実が太り始めると、露地栽培と同様玉太りをよくするための摘果作業を行います。 果実が太りきる時期の水管理はハウスみかんの味を大きく左右する重要な作業。みかんの樹に適度なストレスを与えながら、弱らせることがないよう微妙なさじ加減で水分を切っていきます。 春になり外気の温度が上昇してくると、外気に合わせて加温を調整し、糖度を見ながら徐々に外気にあてて色づきを促進させます。 |