四月になれば彼女は (文春文庫)
◆商品名:四月になれば彼女は (文春文庫)
胸をえぐられる、切なさが溢れだす――『世界から猫が消えたなら』『億男』『百花』の著者が描く、究極の恋愛小説。大反響のベストセ ラーがついに文庫化!音もなく空気が抜けるように、気づけば恋が人生から消えている。そんな時僕らはどうすべきか・夢中でページをめくった。――新海誠(アニメーション監督)こんな物騒で厄介な小説を手放しで褒めていいのか、わたしは身を震わせる。――あさのあつこ(作家)4月、精神科医の藤代のもとに、初めての恋人・ハルから手紙が届いた。“天空の鏡”ウユニ塩湖からの手紙には、瑞々しい恋の記憶が書かれていた。だが藤代は1年後に結婚を決めていた。愛しているのかわからない恋人・弥生と。失った恋に翻弄される12か月がはじまる――なぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去ってしまうのか。川村元気が挑む、恋愛なき時代における異形の恋愛小説。“あのときのわたしには、自分よりも大切な人がいた。それが、永遠に続くものだと信じていた。”“私たちは愛することをさぼった。面倒くさがった。”“わたしは愛したときに、はじめて愛された。それはまるで、日食のようでした。”解説失うことの深さあさのあつこ