(昆虫) 国産 カブトムシ 幼虫 3令 (3匹)

カブトムシの幼虫
カブトムシの幼虫は、クワガタと同様に、脱皮ごとに初令・二令・三令と3つの成長段階があります。
夏の終わりから秋にかけて卵から幼虫が生まれ、この生まれたばかりの幼虫が初令幼虫です。
初令幼虫は体長が1cmにも満たないほどですが、7〜10日ほどすると脱皮して一回り大きい二令幼虫になります。
二令幼虫はその後20日前後で脱皮して三令幼虫になります。
三令幼虫の期間は秋〜春までと一番長く、大きさは4cmぐらいから10cm前後にまで成長します。
主に腐植土や樹液を食べて成長します。カブトムシの幼虫は、クヌギやコナラなどの広葉樹の落ち葉からできた腐葉土を食べて成長します。
家で飼育する場合は、幼虫飼育用のマット(土)が販売されていますので、こういったマットの中に幼虫を入れておけば良いでしょう。
また、育成マットは腐葉土や朽ち木を粉砕したものでできており、幼虫はこれを食べて成長します

カブトムシは、成虫になってからだとどんなにエサをあげても体の大きさが変化しません。
カブトムシの成虫の大きさは、幼虫時代にどれだけエサを食べて成長できたかで決まります。
つまり、大きいカブトムシを育てるためには、幼虫時代の世話がとても重要なポイントになります。


カブトムシの幼虫をよく観察すると、体の両サイドに点々が並んでいます。
これは「気門(きもん)」という器官で、ここから空気をとりこんで呼吸をしています。
匂いは感知できません。
気門は左右に9個ずつあります。


カブトムシの幼虫には目がありますが、土の中で生活しているため視力はあまり発達しておらず、明るさが分かる程度だと言われています。
目があまり見えないかわりに、カブトムシの幼虫は全身に生えた細かい毛で周りの振動を感知していると言われています。


幼虫のうちにカブトムシのオス・メスを見分けるのは難しいですが、三令幼虫なら見分ける方法があります。
幼虫のお腹側を見て、おしりよりもちょっと上の場所にV字の模様が入っているものは、オスの可能性が高いです。
また、十分に成長したメスの幼虫は、おしりの色の濃い部分に白っぽい点が浮き出ることがあり、ここでも見分けることができます。
※雌雄指定での注文はできませんのでご了承ください。


カブトムシの幼虫を育てるためには、いくつかの基本的な飼育方法が必要です。
以下に、カブトムシの幼虫を育てる際に必要なポイントを解説します。

・飼育ケースと土
飼育ケース: 幼虫を飼うためのケースが必要です。水槽型のものが適しており、土をたっぷり入れることができます。屋内に置くことをおすすめします。
土: 幼虫の住処と餌となる腐葉土を用意します。専門メーカーが作った幼虫用マットも利用できます。
霧吹き:土が乾燥しないように、定期的に霧吹きをかけて湿度を調整します。
土の交換:土の表面に糞が目立ってきたら、土を交換します。1か月半に1回程度を目安にしてください。
幼虫の密度と触れ方:幼虫を密にし過ぎないように注意します。幼虫には触らないようにしましょう。
トラブル対処法:ダニやコバエの発生、土にカビが生えてきた場合などに対処する方法を知っておくと良いです。

これらのポイントを押さえて、カブトムシの幼虫を健康に育てましょう