フランス語ではハムを「ジャンボン(jambon)」、生ハムを「ジャンボン・セック(jambon sec)」といいます。セックは「ドライな、乾燥した」という意味で、豚モモ肉を塩漬け後に塩を抜き、乾燥熟成させて作ります。乾燥熟成期間の長さによって呼び名が変わり、4カ月未満のものを「ジャンボン・クリュ」、4カ月以上のものを「ジャンボン・セック」として区別しています。最高級品には熟成期間が3年に及ぶものもあり、乾燥熟成期間が長くなるほどにうま味が凝縮され、高級品とされます。フランスの有名な生ハムの産地として、バイヨンヌ、アルデンヌ、ラコーヌ、オーヴェルニュなどがあります。
繊細でまろやかな塩味噛みしめると上品な旨味熟成香が広がるフランス伝統の生ハム