1985年、本坊酒造株式会社は、ウイスキー造りに最適な環境を求めて、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルスウイスキー蒸留所を開設しました。この地は冷涼で、霧が深く、3000m級の山々に降り注いだ雨や雪解け水は、花崗岩土壌をくぐり、天然のミネラル分をたたえた良質な水になります。この良質な水を使用して造られたマルスウイスキーの原酒は、目覚めの時を待ちながら静かに眠り続けています。「いつか日本の風土を生かした本物のウイスキーを造りたい」。本坊酒造が描く夢を実現させるために建てられたマルスウイスキー信州マルス蒸留所。中央アルプス駒ヶ岳山麓の美しく緑深い森に囲まれた蒸留所は、澄んだ空気の静寂の中に佇んでいます。普段見ることのできないポットスティルをはじめ、ウイスキー製造プラントや原酒の貯蔵庫などをご覧いただきながら、マルスウイスキーの歴史と魅力を感じていただけます。
アルプス駒ヶ岳山麓に拡がる 緑深い森の海を思わせるような ホワイトオークのウッディな樽香