当時のカリフォルニアではジャグワインと呼ばれる低品質のワインしか存在しない中、ロバート・モンダヴィはこの地で最高のワインを造りたいという情熱を持っていました。1960年代末、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーでは低温発酵、ステンレスタンクやフランス産オーク小樽を試み、カリフォルニアに多くのワイン醸造技術を導入。1978年には、大規模なワイナリーながら伝統的な手法で高品質のワインを生み出すことに成功。1979年に、フランスのボルドーでシャトー・ムートン・ロートシルトを所有するバロン・フィリップ・ロートシルトと共同経営のワイナリーを創設、「オーパス・ワン」をリリース。「文化や伝統の違いを取り入れ、ボルドーとカリフォルニアから最高の人材と技術を使って独自のスタイル、特色、格式を持つワインを造る」という構想を見事に結実させたのです。
ラム樽で熟成したワインをブレンド糖蜜や甘いスパイス、香ばしいオークの香りユニークな風味が印象的な赤ワイン
■サクラ・ワイン・アワード2020 /ダブルゴールド受賞(VT2017)