ペドロンチェリは、ソノマ・カウンティ北部、ジンファンデルの里とでもいうべきドライ・クリーク・ヴァレーにある老舗ワイナリーです。1927年、イタリア系移民のジョン・ペドロンチェリがソノマ北部、ガイザーヴィルの西、現在のワイナリー周辺に40ヘクタールの畑を購入、ワイナリーの設立となりました。以来、90年近く4世代にわたり、家族経営を行ってきました。初代ジョンの息子であるジョン・ジュニアは、ドライ・クリーク・ヴァレーの先駆的ワインメーカーとして知られており、弟のジムはセールスとマーケティングを統括してきました。ジョン・ジュニアが2015年1月に亡くなった後、その意思を継ぐジョン・ジュニアの息子と娘、ジムの娘夫婦達(3世代目)が中心となり、ファミリー・ビジネスを支えています。初代ジョンがワイナリーを購入した時の納屋は今でも現役で、息子たちがかつて育った家は現在、事務所として使用されていることなど、良い意味でのアメリカの伝統といったものが息づいていることに加え、ペドロンチェリ家の人々の気さくさ、暖かさといったものがこのワイナリーの大きな魅力のひとつとなって、ワインにもよく現れています。
冷涼なソノマの気候が反映されたシッカリとした酸を活かしクリスピーで清涼感のある味わい