ボーリュー・ヴィンヤードは、1900年にボルドー出身のジョージ・デ・ラトゥールによってラザフォードに創設。禁酒法の時代もミサ用としてワインの製造が認められていた、ナパ・ヴァレーでも数少ないワイナリーの一つです。
もともと酒石酸を扱うビジネスをしていたジョージは、度々訪れていたナパの気候や土壌にボルドーとの共通点があることから、ワイン造りの可能性を見出し、ラザフォードに4エーカーの土地を購入。これがボーリュー・ヴィンヤードの始まりです。現在では1100エーカーの自社畑を所有しており、ナパ・ヴァレーで3番めの大きさを誇っています。
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ジョージは真に偉大なワインを造ることができる醸造家、栽培家を探し求め、「カリフォルニアワインの父」「偉大なる指導者」と尊敬の言葉を受けるアンドレ・チェリチェフと運命的な出会いをし、ラザフォードへ迎えます。 チェリチェフは「マエストロ」とも呼ばれ、ナパ・ヴァレーの歴史において最も影響を与えたワインメーカーの一人として知られています。 数々の醸造技術の導入、カーネロス地域に初めてピノ・ノワールとシャルドネを植えるなど、まだ始まって間もないナパ・ヴァレーのワイン業界に革命をもたらし、地域のワインメーカーに技術を指導し、カリフォルニアワイン全体の発展にも大きく貢献しました。 |
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1939年に発売された、ボーリュー・ヴィンヤードのフラッグシップワイン、「ジョージ・デ・ラトゥール・プライベート・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ラザフォードを世界に知らしめ、また、カリフォルニアで初めて国際的に認められたカベルネです。 ナパ・ヴァレー初の「カルト」カベルネ・ワインとして生まれ、1940年以来、数多くのホワイトハウスの晩餐会などに提供される、アメリカの由緒のあるワインとして高く評価されており、初ヴィンテージから80年以上が経つ今でも、その造り方に磨きをかけ、最もコレクションされるアメリカワインの一つとして、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンのベンチマークとなっています。 |
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ボーリュー・ヴィンヤードは、ラザフォードA.V.A.の驚くべきポテンシャルにいち早く注目したワイナリー。19世紀後半以来、ボーリュー・ヴィンヤードとともに、ラザフォードのブドウ生産者とワイン醸造者たちは、世界有数のワイン産地としてのナパ・ヴァレーの発展に重要な役割を果たしてきました。 チェリチェフは、最も興味をそそられた点として、鉛筆の削りかすのようなハイトーンの香りと、きれいな土の香りを指摘しました。彼はこれがラザフォードの香りそのものであり、テロワールを表現しているものだと気づいたのです。 この香りを表現するために、チェリチェフは後に「ラザフォード・ダスト」という造語を使うことになります。現在、ラザフォード・ダストという言葉には、品質へのこだわり、達成感、そしてラザフォードの土壌との深いつながりが込められています。 |
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CABERNET SAUVIGNON ボーリュー ヴィンヤード カベルネ ソーヴィニヨン |
1900年創設の老舗ワイナリーが造る、カリフォルニアワインのスタンダード。 カリフォルニアの多様なテロワールと品種の個性を反映しており、豊かでバランスのとれた風味を生み出しています。 |
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深みがあり、豊かで複雑な表情を持つダークベリーの果実の層に、繊細なオークのスパイスが織り込まれています。 スミレ、ワイルドセージ、繊細なバラの花びらのヒントがアクセントになっており、なめらかでジューシーな味わいが感じられます。 ベルベットのような質感のタンニンが長い余韻をもたらしています。 |
生産者 | ボーリュー・ヴィンヤード |
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生産地 | アメリカ/カリフォルニア |
生産年 | 2021年 |
品 種 | カベルネ・ソーヴィニヨン主体 |
テイスト | 辛口 |
タイプ | 赤 / ミディアムボディ |
内容量 | 750ml |
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土 壌 | 沖積層 |
醸 造 | 温度管理されたスレンレスタンクにて14日間発酵 |
提供温度 | 16-18℃ |
合うお料理 | ビーフシチュー、ポークリブ、ラムチョップ |