SIZE | JAN | QTY |
#6 | 808078 | 9 |
#4 | 808085 | 9 |
#3 | 808092 | 9 |
#2 | 808009 | 9 |
#1 | 808016 | 9 |
#1/0 | 808023 | 9 |
#2/0 | 808030 | 8 |
#3/0 | 808047 | 7 |
#4/0 | 808054 | 6 |
#5/0 | 808061 | 5 |
あらゆるスタイル・リグにオールマイティーに対応し、特にバルキーワームへの使用において、そのホールド性能とスナッグレス性能のアップとともにそのすばらしいフッキングパフォーマンスは絶品。アシ、ウィード、立木、オダ、テトラなどどんなカバーにおいてもカバーへ突進するビッグバスを引き離し、即アワセによるパワーフッキングにも余裕の対応を見せる、ハイパワーオフセットフックです。
〜 誕生 〜
キロフックはミレニアムイヤー2000年夏に発売を開始しました。20年前はバスフィッシングのトーナメントブーム真っ只中で、琵琶湖を中心としたパワーゲームのトレンドに呼応すべく開発されたのがキロフックであり、キッカーとなるキロフィッシュをフックアップさせる願いをこめてKG‐HOOK(キロフック)とネーミングされたのです。
当時は競技にふさわしく、メッキ被膜も薄め、ラインアイも業界でも珍しくスモールアイ、極力無駄を省いたレーシングスペックといったものでした。
その後はバスフィッシングも様々な変革期を迎えトーナメントから空前のビックバスブームへ移行します。キロフックの赤針やデカバス対応の太軸のキロハイパー、バルキーなワームに対応するキロフックWide、ビックワーム対応のキロフックマグナム等、様々なファミリーが増えていきました。
〜 マイナーチェンジ 〜
さてこの20年変わらない品質・フォルムのキロフックですが、いくらフリークの皆様でも気付かれにくい唯一大きく外観が変わった点がございます。
それは、アイの大きさです。
内径が12年前に約10%UP、そしてその5年後には更に約10%UP、 段階を踏んで拡大しました。
このたび記念すべき初回ロットを自社工場品質管理の為に保管しておりましたので、是非ご紹介させていただきたいと思います。
アイが大きくなった理由としてはルアー世代の老眼がはじまった(笑)・・・
からかもしれませんが、もちろん主因というわけではなく、その背景には2008年にDECOYの中から
「Tuned Plus」という、フックをチューンして特化させるサブブランドが誕生したことに起因します。
ヘビダン・ゼロダン等のチューンされたスイベル付フックに加え、ワームのスイミングに特化させたウェイト付フックや、ラインアイをスナップで接続するシーンも増えました。昨今のリグの多様化に伴い、アイの役割がラインを結ぶだけではなくなり、マイナーチェンジへとつながりました。
さらに、アングラーのステージの変化へもキロフックは対応しました。バスというカテゴリーを超えソルトウォーターの釣りにおいても、黄金比率というべき形状と、ブラックニッケルメッキの高耐食性は相まって、ロックフィッシュやフラットフィッシュをはじめとする様々なターゲット/リグに対応することができたのです。
〜 生産性と能力の向上 PRIDE OF JAPAN MADE 〜
カツイチの釣り針は100%国内自社工場にて製造・品質管理されています。
外観で見えないものとして20年間で大きく生産技術も進化しました。キロフックは誕生から現在にいたるまで自社工場生産にこだわり、各種最新の精密工作機による技術を導入し、針の安定した成形を実現しております。
また針に命を吹き込む熱処理加工においては、独自の最新処理加工「K2-GRID製法」を確立させたことにより、飛躍的な強度の向上と、業界随一のコストパフォーマンスの実現へとつなげる事が可能となりました。
当社が製造する針の大きな役目として、アングラーと魚をリンクさせ、確実にランディングに持ち込む事があげられるでしょう。この特殊な独自熱処理によって、ビックフィッシュを狙うお客様からは、他社よりもデコイの針は圧倒的に「折れ」が少なく、安心して使い続けられると評価のお声をいただいております。
キロフックは発売から入り数を減らしたサイズが一部ありましたが、半数以上のサイズで販売価格と入り数を20年維持してきました。材料・物価・様々な生産コストが上昇している昨今、これを可能にした理由は何でしょうか?
実は、お客様から「リピートで選び続けていただけたこと」です。
お客様からの評判やリピート購入いただけることは自社生工場の技術者へ届きます。
モノづくりをするものにとって、計画的な生産は定期的な保守点検等が行う事出来、安定した品質に導きます。
その積み重ねで企業は成長し、更なる品質技術改良・生産性向上を導く機材への投資に変わりました。つまりリピートしていただけることに我々の技術も共鳴し、上昇する生産コストには効率化によるコスト削減で正対し、結果的に品質を向上させながら、販売価格を20年間維持できたのです。
つまり、キロフックはお客様からのご愛顧で針化して20年歩んできたのです。
最後になりましたが、皆様にには20年の長きに渡るご愛顧に重ね重ねお礼申し上げます。トレンドの移り変わりが激しいなか、「大事に使って頂く為に大事に造る」自社製造スピリットで、釣り人に喜んでいただけるモノづくりで今後もスタッフ一同尽力いたしますので、倍旧のご支援のほどよろしくお願い致します。
あっ・・・ここだけのお話ですが、新しいキロフック ファミリーも開発中ですので来年また是非ご期待ください。