号柄 | 1.5 | 1.75 | 2 | 2.5 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 | 14 |
Lbs | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 | 16 | 20 | 22 | 25 | 30 | 35 | 40 | 50 |
標準直径(mm) | 0.205 | 0.218 | 0.235 | 0.26 | 0.285 | 0.33 | 0.37 | 0.405 | 0.435 | 0.47 | 0.52 | 0.57 | 0.62 |
シーガーで十分だ
■この強さが武器になる。
ラインで負荷が一番かかる部分は結び目です。つまり、糸切れを起こすのはほとんどが結び目です。この結び目の強さ、結節強度が高いものほど、強い釣り糸といえるのです。フロロカーボンは結節強度をだすことが難しく、長年の経験と高い技術力が求められます。当社独自原料を利用して開発できるのはシーガーだけ。シーガーは最大の特徴である強さの証として、製品に結節強力を表示することができるのです。
■結束強度とラインの太さについて
シーガーのフロロラインは他社の主力製品と比較しても結節強度に優れています。
また細かな検査を行うことにより、グレードの高い強いフロロラインが誕生するのです。
またあらゆるフィッシングシーンでの安心感・フィット感は他を凌駕しています。
■FNT製法(Flexible Non-Twist製法)
従来の強さにしなやかさと糸よれしにくさ、縮れにくさをプラスする新技術。
一般的にフロロカーボンフィッシングラインは、強度アップを図ろうとした場合、硬く、巻きグセがつきやすくなり、また、糸よれが発生したり、鮎等の極細号柄では縮れやすくなります。従来までの技術でこれを解決しようとした場合、どうしても強度を犠牲にすることで対応せざるを得ませんでした。また、その結果得られたものも、糸よれ改良としては、我々の目指すものではありませんでした。
当社ではこれらの現象を評価・数値化し、この改良方法について多方面から研究を重ね、強度を落とす事無く、効果的に糸よれ、縮れを改良し、しなやかで使い易い釣糸を生み出す画期的な新技術「FNT製法」(Flexible Non-Twist製法)を開発しました。
この「FNT製法」なくして、グランドマックスFXやスーパーGM鮎のラインキャラクターは実現できないのです。さらにグランドマックスFXでは、巻きグセ、摩耗性も、「FNT製法」により改善いたしました。
■二重構造
フィッシングラインの弱点は結び目。 より高い結節強度の追求が、独自の二重構造技術を生み出しました。 異なる性質のフロロカーボンを二重構造にすることで、結び目の強さはもとより、衝撃に対する強さ、摩擦に対する強さなど、フィッシングラインに幅の広い強さを与えることができます。
■糸経
最大値、最小値、平均値、太さムラ、偏平率を検査・管理し、これを生産にフィードバックする事により、強さ等ムラの無い均一な糸質を実現。
当社ではミクロン(1mmの千分の一)単位で制御しています。
■「強度」と「強力」について
糸の強さを表すには、一般的に「何Kgの重さをくわえると切れるか」を示す「強力」(単位 :Kgf)を使っています。
しかし、現在発売されているフィッシングラインは、メーカーや銘柄で、同じ号柄表示でも微妙に太さが異なるため、正確な強さはわかりません。
当社では、開発・検査の段階で、ラインの持つ真の強さを測定するために、「強力」の値をラインの断面積で割った値、「強度」(単位:Kgf/mm2)を使い、ラインの太さに惑わされない、ラインの「強さ」を把握しています。
■結節強度
釣糸の結節部(結び目)には、「引張」「圧縮」「せん断」の三つのちからが働きます。糸切れを起こすのは殆どが結び目です。この結び目の強さが肝心。どんな状況下でも強さを発揮するのは結節強度と言えます。この結節強度を出す事がナイロン等に比べ、フロロカーボンでは特に難しく、長年の経験と実績が要求されます。
結節強度指数が高いものほど、強い釣糸といえるのです。グランドマックス及びグランドマックスFXはシーガーシリーズ最高の結節強度指数を誇ります。
当社では、検査規格として結節強度を管理する事により、高品質の釣糸を生産しています。
■直線強度
直線強度を出すのは、比較的簡単。例えば製造時の糸の延伸倍率を高くすれば直線強度はあがります。しかし、その結果、結節強度が低下してしまう可能性があります。
多くのフロロカーボンラインは、この直線の強さのみ。このため、結び目から切れてしまいがちなのです。
■破断エネルギー
糸に荷重を掛け、糸が伸び始めてから破断に至るまでに要した総エネルギーを破断エネルギーと呼びます。
破断強度が高く、且つ破断までの伸度が大きいもの程、数値が大きくなります。つまり、この数値が大きいもの程、粘り強くタフな糸と言えます。
■比重
これは素材によって決まります。一般的なナイロンである「6ナイロン系」の比重は1.1301.16(乾燥時)。
これに対しフロロカーボン系はいずれも1.7801.80。
水、海水の比重が101.035ですからフロロカーボンはナイロンに比べ圧倒的に重く、沈み易いと言えます。
■巻きグセ指数
一般的な釣糸は、スプールから糸を引き出した時、くるくるとカールしてしまいます。
これを当社では厳密に測定・数値化し、巻きグセ指数として評価し改良に役立てています。また、フロロカーボンハリスでは、引き出した糸を手で引張り、この巻きグセを 取ったりもしますが、これさえも当社では数値化し評価に役立てています。
グランドマックスFXでは、巻きグセの問題を独自に開発した新技術「FNT製法」により解決しました。
これらを数値化し評価するだけでなく、改善するための新技術まで開発するのが当社の技術力です。
■摩耗性・縮れ性
根ずれや魚の歯に対する強さ、船べりや釣竿のガイドの摩擦に対する強さ、また、魚がかかった後にできる縮れ等様々なシチュエーションを想定し、これらをモデル化し、複数の評価方法を確立しています。
特にスーパーGM鮎では、この縮れ性をも、独自に開発した新技術「FNT製法」(Flexible Non-Twist製法)により改善致しました。
■糸よれ試験
糸よれとは、魚をかけた後に出る糸グセや、魚を掛けていなくとも数時間経つと自然にハリスによれが出る様な状態を指します。
この糸よれが出ると、針の向きが変ったり、餌の動きが不自然になったりと、釣果にも影響を与えてしまいます。また、インナーラインタイプのロッドを使った場合、道糸などで見られる竿内での糸グセも糸よれです。
当社では、糸よれも数値化致しました。
特に一般的にフロロカーボンフィッシングラインは、強度アップを図ろうとすると、逆に糸よれがひどくなってしまいます。
グランドマックスFXでは、新技術「FNT製法」により大幅な糸よれ改善に成功しました。