アンプ プリアンプ Bakoon Products バクーンプロダクツ PRE-5440 超精密アッテネーター搭載 バランス接続搭載 ハイエンドモデル
XLRを採用する代わりに、電流伝送(SATRI-LINK)は省略しました。出入力はRCA入力3つ、XLR入力の2つをサポートします。RCAとXLRの出力は同時に出力がされてゲインも完全に同一であるためバイアンプ接続を行うことができます。AMP-5570アンプをBTL仕様のモノラルで使用する場合はXLR入力のみ可能なため、必ずXLR出力を使用します。
◆最大出力 10V
◆歪率(1KHz) 0.0077% /1V
◆S/N 比 -120dB
◆周波数特性 10Hz~100KHz
◆位相特性 0° /20KHz
◆サイズ W440x H10x D360mm
◆重量 5.1kg
バランス接続を備えたバクーンアンプ!!PRE-5440はAMP-5570に合わせて使うプリアンプとして開発されました。回路はPRE-5410のSATRI-ICを発展させた回路で、パワーアンプAMP-5570に導入された最新回路HIBIK(I)-ICとHBFBC-ICが入出力に採用されています。音声信号の移動速度が速くなり、歪みも減少しています。配線がない分ストレートな音になり、帯域も広がります。プリアンプの動作はCPUで制御され、アッテネーターの減衰量、入力、ミュート動作などが表示されます。アッテネーターの誤差を0.1db内達成した超精密アッテネーターです。◆◆レビュー◆◆AMP-5570を単独で聴いていた時は、ただの「高音」だけと考えられてたバイオリンの音が、実際には非常に速い速度でボーイングされていたことを判る。いわゆる「聞き取れない音」が聴こえる瞬間だ。心臓の鼓動のようなドラムビートも確実に変わる。音像が少し小さくなるが、代わりに密度が増しながら打撃感が増える感じだ。すべての音が明確なので、ステージ全体が大きく感じられる。開放感が増してボーカルがより一層鮮やかになり、エネルギーもより感じられる。全体的な重心も下に降りている。実際のところAMP-5570単独駆動時に音の中心あるいはピッチが高いとは感じ無かったのだが、PRE-5440を加えてみると、重心が更に下がる余地があったのだ。キックドラムのように低い低音が床に向かって降りて行く。。 PRE-5440の主な特徴として空間を広大にしていくことだ。ドラムサウンドは、PRE-5440を追加するとさらに広がりボリュームを少し上げると、ドラムの音がホログラフィック画像のように空間に広がっていることが分かる。ジャズのサックスに乗って出てくる音のエネルギーが(ボリュームではなく、)かなり大きくなったと感じる。またピアノの重心も、さらに下がって安定感が良くなった。ニュアンス、ディテールともいえるこのエネルギーの表現力もPRE-5440は特筆すべき点だ。