「RAIDeX(拡張ボリューム)」とは、内蔵HDD2台を1つのペアとしファイル単位でデータをミラーリングする技術です。HDDペア間の稼働時間に差をつけることで同時故障によるデータ全消失のリスクを低減します。
さらに、HDDを換装することで、運用を止めることなくアップスケーリングが可能なため、容量のひっ迫をより簡単に解決できます。
設定可能なRAIDモード | RAIDeX | RAID 5 | RAID 6 |
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保存可能容量 | 搭載HDD容量の1/2 | 搭載HDD本数 - 1本分の合計容量 | 搭載HDD本数 - 2本分の合計容量 |
リビルド時間 | 短い ※2 | 長い | 長い |
アップスケーリング | ○ | × | × |
ホットスワップ | ○ | ○ | ○ |
冗長性 | HDDペアのうち1本まで | 任意のHDD1本まで | 任意のHDD2本まで |
※1 メーカーRAID採用商品との比較
※2 保存しているデータ量に応じて変化します
ランサムウェアは、感染したパソコンから読み書きできるデータ(内蔵HDD、パソコンに接続したUSB HDD、共有されたNASなど)の暗号化を試みます。そこでランディスクは、ランサムウェアの探索からUSB HDDを隠す機能を搭載。バックアップデータを不正な暗号化から守ります。
バックアップした際に、前回のバックアップデータと内容を比較し、大量の変更が確認された場合はシステム管理者へメール送信を行います。セキュリティインシデントで重要な初動対応をいち早く行い、被害拡大の抑制に貢献します。
「履歴差分バックアップ」は、バックアップ時点のフォルダー構造のまま差分データのみを日付ごとにUSBハードディスクへ保存します。また、1回の操作で特定の日付のデータをまとめて復元できるので、面倒な操作は不要です。
本商品は2.5GbEに対応したLANポートを搭載。一般的なビルに敷設されているLANケーブル(カテゴリー6またはカテゴリー5e)のまま、同規格に対応したスイッチに変えるだけで高速化を実現できます。
■ 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX … 1ポート
■ 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T … 1ポート
※ 2.5GbEの通信には、2.5GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、またはカテゴリー5e以上のLANケーブルをご利用ください。
ネットワーク環境を高速化する2.5GbE対応スイッチングハブ
・2.5Gbps対応 5ポートスイッチングハブ
ETQG-ESH05
高性能で低消費電力のARMアーキテクチャCPUを採用。クアッドコアによる高速処理を実現します。
24時間・常時稼動を前提に開発された高信頼ハードディスクを採用することにより、大切なデータをしっかりと守ります。
熱による故障を防ぐため、筐体上部の熱だまりを抑制するHDDの縦配置を採用。
これまでの移行の仕組みは、操作手順が多く作業中はNASの利用を停止したり、切り替え直前に差分を再度移行・上書きする必要がありました。そのため、作業は業務への影響を抑えるため、夜間や休日に行わざるをえない場合があり不便でした。新しくなった引っ越し機能では、設定の移行が終わればすぐに新しい機器を利用開始できるため、利用停止時間を大幅に短縮。通常業務をほとんど止めずに移行作業ができるようになります。
■引越し元に指定可能なモデル
HDL-HAシリーズ、HDL-Hシリーズ、
HDL-XAシリーズ、HDL-Xシリーズ、
HDL-AAXシリーズ、HDL-AAXWシリーズ、
HDL-AAシリーズ、HDL-AAWシリーズ、
HDL-XRシリーズ、HDL-XVシリーズ
※ 引越し元がHDL-HAシリーズである場合は、F/Wを最新にしてから実施してください。
■引っ越し対象
すべての共有フォルダー(usb*を除く)内のデータ、ユーザー設定、フォルダ設定、グループ設定、ネットワーク設定、バックアップ設定、電源設定
※ 以下の内容は引越ししません。別途設定してください。
・NarSuSアカウント設定
・追加パッケージの設定
・サブフォルダーのアクセス権設定
・管理者パスワード
※ HDL-XV、XRシリーズの場合はさらに制限があります。詳しくはメーカーサポートページをご覧ください。
本商品は、パソコンやスマホ・タブレットを使って社外からリモートアクセスが可能です。また、不要なアクセスを防ぐために、アクセス可能な端末を指定することができます。
※インターネット共有(テザリング)経由でのアクセスや、セキュリティが厳しいネットワーク環境などでは外出先からランディスクのデータへアクセスできない場合があります。
シャドウコピーは、Windows標準のインターフェースを使ってランディスク内部またはUSBハードディスクに保存されたバックアップデータを復元できるバックアップ機能です。うっかり共有フォルダーやファイルを上書き・削除してしまった場合に、ユーザー自身で元に戻すことができます。これまでシステム管理者が対応しなければいけなかった作業を削減するとともに、ユーザーの利便性が向上します。
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用できます。本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーのローカルディスクとして、容量増設やバックアップ先ストレージにご利用いただけます。
※ 本機能は、冗長化設定がRAID 6/RAID 5/RAID 0の場合のみ利用可能です。
※ iSCSIターゲット機能を使って本商品に作成した仮想ディスクデータはバックアップ対象になりませんのでご注意ください
Time Machine機能は、Macのシステムファイル、アプリケーション、アカウント、環境設定、文書など全てのファイルを自動でUSBハードディスクやNASにバックアップすることができる機能です。Time Machine機能を使って本商品をMacのバックアップ先として設定することが可能です。