1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック

長調は「楽しい」、短調は「悲しい」 作曲家はどうやって調性を選ぶの 調性については不思議なことがいっぱい。これを作曲家の吉松隆氏が分かりやすく解説します 和声法だのコード進行だのを何も知らなくても、最後の「ジャーン」という和声に辿り着くと誰でも「ああ、終わった」という解放感に満たされる。 これは「音」というものが最初から持っている「科学的」に説明できる性格なのだろうか。 あるいは、それを聞く人間の耳や感情によって起こる「感覚」の問題にすぎないのだろうか。 もしくは、人間が生まれつき持っている「本能」 それとも子供の頃から聞いてきた音楽の体験から染み込んだ「記憶」あるいは「くせ」 この書では、そんな「ハーモニー」や「調性」の謎と秘密について、独断と私見も含めて解説してゆこう。(本書「はじめに」より) 本書は2010年9月小社より発刊された『「運命」はなぜハ短調で扉を叩くのか〜調性で読み解くクラシック〜』を文庫化したものです。 [目次] ●はじめに: ♯♭が持つ魅惑の「調性」ワールドへようこそ クラシックの曲はどうして題名に調号が付いているのか?/長調と短調の不思議〜長調は「楽し