東北地方で最も美味しいと言われる山菜です。普通のコゴミと違い山で群落を作らない事と、収穫期間が短い為、高級山菜とされています。ゼンマイのような姿ですが、アクがなく料理しやすいです。柔らかく、ぬめり感とコクのある旨みがたまりません。和え物、おひたし、汁物に。※寒い季節は地上部が枯れてありませんが、地下の株、根は生きています。暖かくなると再び芽を出しますので、それまで大切に育ててください。
※詳しい商品説明は下のほうに記載があります
学名:Diplazium squamigerum
タイプ:イワデンダ科の耐寒性宿根草
草丈:40〜60cm
植付け方(庭植え)
●庭植え
大型なので庭植え向き。涼しい場所を好み日光をあまり必要としないので、塀の陰や木の下、建物の北側が最適。元肥として堆肥や腐葉土を充分すきこみ、 秋〜梅雨位までに20〜30cm
間隔に浅く植えます。日当たりの良いところは遮光ネットで、日陰を作りましょう。
●鉢植え
日向土2、赤玉土4、鹿沼土2、腐葉土2 の割合で混ぜたもの、粒の大きさは2〜5 mm が良いです。6号鉢に1株植えとし鉢底に10〜15mmの軽石等を水はけよくするために3cm程度入れ、先ほどの用土を少し鉢に入れておき、元肥は根に直接触れないよう、株の頭が隠れる程度に植え付けます。根に直接肥料を触れさせない事がポイントです。
管理方法
●水やり
庭植えは極端に乾かない限り必要ありませんが、植付け当初は新たな根がある程度広がるまで水切れには注意します。鉢植えは乾きに応じて、乾く前に与え、春〜秋の成長期にはよく乾くので朝夕に鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。秋から春までの休眠期は乾燥させない程度にします。
●追肥
植え放しでも大丈夫ですが、追肥するとたくさん収穫できます。4 〜 7 月と9 〜 10 月に緩効性の化成肥料や発酵油粕を株の周りにティースプーンで6 号鉢なら1 杯程度与えます。野菜用リン酸とカリ分の多い肥料を適量または、液体肥料を月に二度与えても良いです。窒素の多い液体肥料を葉面散布しても良いでしょう。
●ポイント
・鉢植えなら室内の明るい場所などが最適な場所です。室内でも奥まった場所や完全に日陰になるような場所での栽培は適しませんので避けましょう。
・夏に株元が乾燥するようならワラや落ち葉を敷きます。雑草も防げます。
・植え付けから2 〜 3 年後に収穫可能です。4 〜 6 月頃に収穫します。新芽を摘む時は毎回少しずつ新芽を残して伸ばしてやると株を衰えさすことなく育てることができます。
・枯れた葉はこまめに取り除くようにしましょう。葉がほとんど枯れてしまった枝は根元から切りとってしまいましょう。生育期ならどんどんと葉がでてきます。
・鉢植えは植えかえは2 〜 3 年に1 度行い、植え替え時の株分けにより増殖できます。葉が芽吹いた後に植え替えする場合は根を崩さないように植えてください。
●増殖
株分けでふやすことができます。大きくなった株は植え替えと同時期に行います。あまり細かく分けないで、植え替え時に自然と離れるものだけにとどめます。シダなので花が咲きませんので種子も取れませんが環境の良いところに置いておくと胞子実生がどこからともなく発芽して増えます。そこそこの大きさになったら幼苗を拾い定植します。
●病気・害虫
強健で特に病害の心配はありませんが、新芽はナメクジの大好物なので市販の食害防止剤を用いるか、夜間見廻って捕殺します。
●寒冷地の越冬の仕方
冬には地上部が落葉します(植物が休眠期に入っている状態)。 積雪・霜や凍結する恐れがある場合は、以下の準備を行って下さい。 植物が土の中に眠っている状態の上に、ワラや土などを、高さ10cmほど、覆って下さい。やがて気温が上昇してきて春が訪れましたら、新芽などを傷めない様に、覆っていた土などを優しく除去して下さい。鉢植えの場合は、玄関内や軒下・倉庫などに移動させて、凍結させない様に、鉢を段ボールなどで覆う事もおすすめ致します。
写真は成長時のイメージですが、お届けの際は苗の状態です。
お届け時の苗姿は個体差があります。表示の写真と異なることがありますので、ご了承ください。
秋〜春(5月頃まで)は地上部が無い状態でのお届けとなります。
いっぽんわらび(赤こごみ)3.5号ポットの栽培ガイド・
春の山菜