【 使い方 】
1.土づくり
種まきや定植の1ヶ月前までに、作物や地力によって100〜300kg/10a程度を目安に施用します。
※ EMボカシだけでは土づくりはできません。
土づくりは、土を柔らかく保ち、養分を保持する能力のある腐植を蓄積することが必須条件となります。
この腐植は緑肥や堆肥、作物残渣(稲ワラなど)などの粗大有機物を投入することによって蓄積することができます。
2.EMボカシ浸出液
畝にビニールマルチなどをかけた場合などは、EMボカシを追肥的に施用できないので、『EMボカシ浸出液』を作製し、EM希釈液と同じように液状にしてかん水チューブなどでかん水と一緒に施用します。
また、の浸出液はEMボカシより速効性が高い養分供給資材ですので、緊急的な追肥にも効果的です。
【EMボカシ浸出液の作り方】
(1)EMボカシを目の細かいネット袋(女性用ストッキングなど)に入れる。
(2)(1)を水に3〜6時間程度浸し、そのエキスと微生物を抽出する。
(3)水とEMボカシの容積比は、1:100が目安。
(例えば、「EMボカシ=1L」に対して「水= 100L」)
〈 注意 〉
この浸出液は保存ができません。1〜2日以内に使い切ってください。
※ 作製時にEMボカシと同量のEM活性液を入れるとさらに良質の「EMボカシ浸出液」が作れます。
※浸出し終えたEMボカシの残渣は、圃場に施用するなど有効に活用してください。
※ボカシ1Lを100Lの水で浸出させた浸出液の養分(ボカシの水分を30%とした場合)の目安は、ボカシの窒素含量の2割程度としてください。